外国人が多いIT企業で働く際に必要な英語力とは?勉強法も解説

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IT業界への就職活動をしている人の中には、外国人が多いグローバルな環境で働くことを希望している人も多いでしょう。多くのグローバルIT企業では、チームメンバーや顧客、取引先とコミュニケーションをとるための英語力が必要です。


外国人の多いIT企業で働くための英語力を身につければ、将来的に外資系企業に転職できたり外国エンジニアをマネジメントするポジションに就任できたりなど、IT業界内での転職や年収アップを狙いやすくなります。この記事では、外国人が多いIT企業で働くメリットや外国人が多いIT企業で働くために必要な英語力、英語力を養うための勉強方法について解説します。


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外国人が多いIT企業で働くメリット

グローバル企業で働く人たち


まずは、外国人が多いIT企業で働くメリットから見ていきましょう。外国人が多いIT企業で働くメリットは以下の3つです。

  • 語学力の向上が見込める
  • さまざまな考え方に出会える機会がある
  • 転職の選択肢が増える


語学力の向上が見込める

外国人と一緒に働くと、日常的に英語でのコミュニケーションを行うため語学力の向上が見込めます。自分で学んだ知識を実践できる場が職場にあるため、英語学習の成果を感じやすいのがメリットです。仕事に関わるさまざまな英語を身につけることもできるので、働きながら英語を学ぶこともできます。

参考:転職市場における英語人材の評価をデータで見る! 職種や国別での必要な英語力は?/ENGLEAD


さまざまな考え方に出会える機会がある


外国人が多い職場では、日本人だけが働く職場では出会えない文化や考え方・価値観に触れる機会があります。相手の文化や価値観、働き方を理解することで、異文化コミュニケーションの能力が高まり、自分の持つ文化や価値観が広がるでしょう。異なる習慣を持つ人とも協働できる力を身につければ、将来別の転職先での新しい環境や海外での全く異なる文化や環境にも順応しやすく、人生においても役立つ場面が数多くあります。

参考:異文化理解のメリットとは?異文化理解の必要性や注意点も紹介/Bizmates Blog

転職の際に選択肢が増える

外国人スタッフと一緒に働く経験があると、外国人が多い企業や海外進出を考えている企業で重宝される人材となります。将来的に外資系企業で働きたい人や海外に進出したい人は、企業から求められる可能性が高くなります。これから海外進出をしたいと考えている企業や、外国人の採用を積極的に行っていきたい環境で求められる人材となるでしょう。海外の取引先とも仕事ができるフリーランスとして生きていく道が広がるかもしれません。


外国人と働くIT企業で英語力が必要になるシーン

グローバル企業でのミーティング ビジネスなどの文字


外国人と一緒に働くIT企業では、以下の3つのシーンで英語力が必要になります。


  • 社内公用語が英語な企業
  • 外国人エンジニアとの連携・ミーティング
  • ブリッジSEの業務

社内公用語が英語な企業

日本企業であってもグローバル企業やグローバル企業を目指している企業の場合、社内公用語を英語に設定し働く中でのコミュニケーションをすべて英語で行う企業も少なくありません。社内公用語英語にしている日本のIT企業には、楽天グループ、ソフトバンク、サイバーエージェント、メルカリなどが挙げられます。特にIT業界では積極的に外国人人材を採用しているため、働く上での英語でのコミュニケーションが推進されています。

参考:社内公用語の英語化やグローバル化が進んでいる企業35選/SAYAH


外国人エンジニアとの連携・ミーティング


社内や取引先などの外国人エンジニアと連携したりミーティングをしたりする際には、英語力が必要不可欠です。日本で働く外国人エンジニアの数は10年で3倍になったというデータもあり、日本で働いていたとしても外国人とプロジェクトを進める機会が多いのがIT業界の特徴です。

参考:3倍に増えた外国人ITエンジニアの背景や採用状況を解説/G Talent Blog


海外の企業と仕事をする際にも英語力が必要です。近年では、海外の受託企業に開発の下流工程を委託するオフショア開発も流行しているため、海外のエンジニアと英語でコミュニケーションをする機会が増加しています。


ブリッジSEの業務


ブリッジSEとは、オフショア開発を行う際に外国の開発委託先とのコミュニケーションやプロジェクトの進捗管理をする仕事です。コストが安い外国に開発を委託すると、日本の人件費の1/3で開発ができるというメリットがあり、IT教育は日本よりも海外で進んでいるという事実からも、海外に委託して優秀な人材を採用する企業が増加しています。そのため、今後もオフショア開発は行われブリッジSEの需要も増すでしょう。英語力があれば、ブリッジSEとして世界をまたにかけて働くことが可能です。

参考:ベトナムのオフショア開発でおすすめのシステム開発会社19社【2023年版】/発注ナビ


外国人が多いIT企業で働く際に必要な英語力

TOEIC 観葉植物


外国人が多いIT企業で働く場合、一定のレベル以上の英語力が必要です。ここからは、外国人と働くのに必要な英語力を使うシチュエーションごとにレベル分けし、それぞれのレベルをTOEICの点数ベースで解説します。ただしTOEICのスコアだけでなく、総合的な英語力やコミュニケーション能力、専門性も必要なため、TOEICの点数はあくまでも目安です。


IT企業で外国人と働くのに必要な英語力をレベル分けすると、以下のようになります。


  • 最低限必要になる英語力:TOEIC600点以上
  • 周りのフォロー前提だが問題なく働くことができる英語力:TOEIC700点以上
  • 不自由なく働くことができる英語力:TOEIC800点以上
  • ネイティブと対等に議論ができる英語力:TOEIC900点以上


それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

最低限必要になる英語力

外国人が多いIT企業で働くためには、最低限TOEIC600点台の英語力が必要です。TOEICのスコアが600点以上ないと、そもそも入社面接の条件を満たせない企業もあります。2021年のデータによれば、日本を代表するIT企業である楽天株式会社では中途入社のためにTOEIC600点以上が推奨されています。ただしマネジメントクラスは650点以上、幹部クラスは800点以上の点数が必要となるので、入社後も英語力を高めるために努力しなければいけません。

参考:楽天への転職に英語力は必要?/win3


周りのフォロー前提だが問題なく働くことができる英語力


同僚や上司からのフォローがある前提で働くのであれば、TOEIC700点台レベルの英語力が必要です。外資系企業で働く場合は、一般社員として入社する場合にもTOEIC700点台が求められます。フォローがありながらも問題なく働くためには、一般的な英語力だけでなく仕事に関する専門的な英語力も身につけなければいけません。

参考:外資系企業で求める英語力のレベルや基準は?「ビジネス英語ができる」とはどの程度?/Career-first


不自由なく働くことができる英語力


自分だけで不自由なく働くことができるレベルに到達するには、TOEIC800点台を目指しましょう。IT業界においてTOEIC800点のスコアがあれば、国際的に働くことができるビジネスパーソンとしてさまざまな仕事を任される可能性も高まります。高い英語力が必要な上流工程の業務を任される可能性もあり、年収アップにつながるかもしれません。

参考:エンジニアにTOEICは有利に働くのか?転職やアサインとの関係性/35ish


ネイティブと対等に議論ができる英語力


英語のネイティブ話者と対等に議論ができ論理的思考を英語で展開できるようになるには、TOEIC900点台の英語力が必要です。このレベルの英語力があれば、海外との長期プロジェクトに参加し外国人エンジニアをマネジメントするポジションを獲得するチャンスがあります。ネイティブレベルの英語力と高い専門性があれば、海外にある企業に就職することもできるでしょう。

参考:【体験談】TOEIC900点以上のエンジニアに英語力があるメリットを聞いてみた/Kredo Blog

IT企業で働くための英語力を身につける勉強法

nativeの勉強をする女性


「外国人が多いIT企業で働くには英語力が足りない…」と残念に思っている人も、ご安心ください。英語力は日々の努力で高めることができるため、最低ラインであるTOEIC600点台の英語力を身につけることも不可能ではありません。IT企業で働くための英語力を身につける勉強法には、以下の4つが挙げられます。


  • 英語のメディアや書籍に日常的に触れる
  • 英語を学べるさまざまなジャンルの動画を見る
  • 社会人向け英会話スクールを活用する
  • 英語学習Webサービスを活用する

それぞれの勉強方法について詳しく見ていきましょう。


英語のメディアや書籍に日常的に触れる

英語の勉強法に必要なのは、日々英語に触れることです。しかし、テキストばかり見ていても飽きてしまい、毎日続けるのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、ニュースサイトや配信番組・書籍など楽しく勉強できる英語のメディアを活用することです。このような英語メディアに触れることで、最新で流行している情報を英語でいち早くキャッチしながら、英語に慣れ親しむことができます。理解できなかった文やわからない単語を書き留めれば、ボキャブラリーや文法力の向上にもつながります。

上記は主にインプットの勉強法ですが、英語力を高めるにはアウトプットも大切です。英語のアウトプットを楽しみながら高めるためには、英語で日記をつけてみましょう。一度日本語で日記を考え、英語に訳し直すエクササイズも有効です。効果的な英語日記の書き方については、以下の記事を参考にしてください。


英語日記による4つの学習効果と2つのメリット|書き方のポイント・例文も紹介!


英語を学べるさまざまなジャンルの動画を見る

ノート study.Englishなどの単語


近年では、YouTubeなどのオンライン動画配信サービスで英語を学習できるコンテンツが多く配信されています。配信チャンネルによって取り扱っている学習テーマが異なるため、自分の興味がある動画ジャンルを選んで学習しましょう。動画で英語を学ぶ大きなメリットが、手軽に英語を勉強できることです。自分で教材を選ぶ必要がなく、移動中などの隙間時間でも英語を学ぶことができます。動画を見る時間がとれない場合には、ポッドキャストやラジオなどリスニングの練習のために音声を聞くのも効果的です。

参考:英会話を学べる人気のYouTubeチャンネルを厳選!動画での英語学習のコツも解説/Bizmates Blog


社会人向け英会話スクールを活用する

英会話スクールに通って勉強する女性


手っ取り早く英語力を高めたい人は、社会人向けの英会話スクールを活用しましょう。英語のネイティブ講師と実際に会話をして、活きた英語力を身につけることができます。TOEIC対策がしたい場合には、TOEIC対策に特化したレッスンを受講することも可能です。スクールに通う時間がとれない場合には、オンライン英会話スクールの活用もおすすめです。自宅やカフェでも授業が受けられるため、忙しいビジネスマンや社会人には特におすすめの学習方法だと言えます。週に2〜3回利用することで、確実に英語力を伸ばすことができますよ。

参考:週1回のオンライン英会話で効果を得られる?おすすめの学習ペースと方法とは/Bizmates Blog


英語学習Webサービスを活用する


上記の学習方法に加えて、隙間時間には英語学習のWebサービスを利用しましょう。スマホひとつで英語学習ができるアプリも多くあり、隙間時間で気軽に英語学習ができます。ゲーム形式で楽しく英語が学べるシステムになっているアプリや、TOEICの学習に特化したものなどさまざまなサービスを並行して利用できます。

参考:【2023年】英語学習アプリ無料おすすめランキングTOP10/Appliv


外国人が多いIT企業で働くなら英語力を身につけよう!

英語で会議をする外国人男性


外国人が多いIT企業で働くことができれば、将来のキャリアの幅が広がり実生活でも役立つ貴重な経験ができます。外国人と働くIT企業ではさまざまなシーンで英語力が求められ、入社の段階から一定以上のTOEICのスコアなどが求められることも少なくありません。今回紹介した英語の勉強法を参考に、外国人の多いIT業界で働くための英語力を身につけましょう。


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