できる人事はカジュアル面談で差をつける!知っておきたい基礎とポイント

昨今、オンラインによる採用が増え、社員や会社の雰囲気を伝えることが難しくなっています。さらに遠方からの参加者が増えるなど、オンライン採用によって新たなメリットやデメリットが生まれています。今回はオンラインでの「カジュアル面談」をうまく活用し、対面の面談に劣らない採用活動を行う方法を見ていきます。

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選考面接との違い:企業のアピール

面接は、企業側からの質疑応答を通して人柄、能力など知り、求職者が募集しているポジションに適性かを図る場です。一方でカジュアル面談とは採用担当者と求職者が相互に情報を交換するフラットな場です。そのため、面接では求職者のアピールが中心ですが、カジュアル面談では企業のアピールが必要となります。できるだけいかに魅力的な会社で、興味深い仕事があるかを伝えていくことも重要になってくるでしょう。また、求職者からの質問に対しては可能な限り真摯に回答することで、十分理解を深めてもらい、事前のミスマッチ回避につなげたいところです。求職者にとっては、次の選考に進むか否か判断するための機会となっています。

忘れてはいけない基礎

面接のような進行は避ける

情報交換の場ですので、両者が質問や話をできるように進めていきましょう。あまりかしこまりすぎず、面接では話しにくい待遇面などについてもカジュアルに話せる環境作りや、質問を心がけましょう。

プロフィールの深堀を忘れない

今後面接に進めるうえで経験やスキルの確認は、最低限行いましょう。プロフィールの記載だけでは分からない細かな部分を、エピソードを通じてヒアリングし、採用条件に当てはまる人物なのか確認しましょう。

アプローチ方法の注意点:候補者によって企業認知の状況は異なる

メッセージのやり取りをして、カジュアル面談を設定しますが、起点が求職者なのか企業なのかでアプローチは異なってきます。ここでは、GitTapというダイレクトリクルーティングサイトを事例に見ていきます。

転職サイトのフロー

求職者側起点の場合求人情報に「興味がある」を送信→企業が「Let’ talk」を送信、求職者が承諾ののち、やり取りが開始

企業側起点の場合プロフィール見て「気になる」を送信→求職者が「詳しく知りたい」を送信しやり取り開始

このようにカジュアル面談に至るまでの過程は異なるため、企業理解の度合いや積極性も異なることが予測できます。つまり、状況に合わせたアプローチがカジュアル面談成功のカギだと言えます。それでは、状況別に見る、カジュアル面談のポイントを解説します!

他社と差をつけるポイント

求職者の位置づけを確認する

上の図からお分かりいただける通り、求職者が起点なのか、企業が起点なのかによって求職者の状況は異なります。こちらからスカウトしたのにもかかわらず志望理由を聞いても意味がありません。必ずどちらが起点でカジュアル面談を設けたのか事前に確認しましょう。

【求職者起点の場合】

ポジションの必要性を提示する

求職者側から「興味あり」と提示され、カジュアル面談を設ける場合は、会社の基本的な紹介も必要ですが、より現実味のある情報の共有が必要です。転職の検討材料となるように、なぜこのポジションが企業に必要なのか、求職者がそこを担うことで企業は何を達成したいのか提示しましょう。直近で企業が抱えるビジョンや課題の共有は、結果としてミスマッチを防ぎます。

似たポジションの社員を紹介する

転職する人の多くは、報酬や会社の将来性に不安を抱いています。そのため、募集された役職に就くことでどんなキャリアパスを描けるのか紹介することが重要です。現在同じ、または似た役職に就く社員は、どんな仕事をこなし、どんなキャリアパスを描いているのか提示しましょう。→求職者起点の場合は、ミスマッチを避けるべく正確な情報提示と理解を促すアプローチスタイルを取る

【企業起点の場合】

求職者の悩みをヒアリングする

スカウトサイトには転職を急いでいない、転職潜在層の人も登録しています。そのため、企業側からアプローチをかけた場合、なぜ転職を検討しているのかという点を明確にすることが大切です。そこで求職者の持つ課題、悩み、希望をしっかりヒアリングし、内容に合わせた企業のアピールをしましょう。

応募に繋げることを意識する

カジュアル面談から面接までの時間は早いに越したことありません。オンライン上での面談は気軽にできる分、応募を後回しされる可能性も十分あります。面談の結果、選考を進めたいと感じた場合、早めに応募する必要がある旨を伝えることが大切です。可能であれば次回の日程を提案しましょう。一方で求職者が検討したいと答えた場合は、どのくらいの時間が必要か確認しておきましょう。定期的に情報を提供するなどして連絡を取り合うことが大切になります。

→企業起点の場合は、より興味をもってもらえるように説き勧めるアプローチスタイルを取る

今回はオンラインでカジュアル面談を行う上で押さえておきたい基本と、他社と差をつけるポイントについて解説しました。どのようなスタイルで、何に力をいれて面談を行うのかを意識することで充実度や応募数は変わってきます。ぜひ上記の内容を意識してカジュアル面談を行ってみてはいかかでしょうか。

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