2023/4/26
英語を話すIT系の仕事での愚痴まとめ!求められる語学レベルも解説
英語を話すIT系の仕事が増えていると同時に、英語を使う環境だからこそ見られる愚痴もあります。この記事では、英語を話すIT系の仕事における愚痴をまとめました。愚痴が出る一方で、英語を話すIT系の仕事を選ぶにはメリットもあります。自分の経験やスキルを活かして働き、転職やスキルアップの面で有利な働き方を目指しましょう。英語を話す環境におけるIT系の求人探しには、『GitTap』がおすすめです。
英語を話すIT系の仕事や職場は増えている
近年、英語を話すIT系の仕事が増加しています。通信やIT技術が世界規模で拡大しており、国境を越えたチームメンバーで開発を行うオフショア開発などの仕事が増えているのが理由の一つです。プロジェクトのグローバル化に合わせて英語を話すことができるIT人材の需要が増えているため、海外展開を目指す国内外の企業では英語が話せる人材が不足しがちになっています。
このような状況から、英語が話せるIT系人材の活躍の場は今後も広がると予想されています。英語が話せることで転職のチャンスも広がり、転職エージェントからは希少価値の高い人材として求められる存在となるでしょう。
参考:ITのグローバル化に向けた挑戦と日本企業が実践するべきこと/IT Leaders
社内公用語を英語にする企業もある
日本を代表する大企業の中には、社内で話す言語を英語に設定している企業があります。社内公用語を英語にしている日本企業の例は、以下のとおりです。
- 楽天株式会社
- アサヒビール株式会社
- 株式会社日立製作所
- ソフトバンクグループ株式会社
- 株式会社ファーストリテイリング
- シャープ株式会社
- 武田薬品工業株式会社 など
英語を話す部門が限られていたり英語の話すのは幹部以上だけであったりなど企業によって異なりますが、英語を話せるスキルはどの業種でも有利に働いていると言えます。今後ますます英語を話す会社や仕事が増えてくることも要されます。
参考:英語を社内公用語にしている企業一覧と英語が社内公用語である企業で働くメリット/TORAIZ
英語を話すIT系の仕事での愚痴まとめ
英語を話すIT系の仕事にはメリットも多いですが、母国語ではない英語を使って働く以上、苦労や愚痴が発生することもあります。そこで、英語で話すIT系の仕事で良く見られる愚痴をまとめました。
英語の仕事の愚痴まとめ①|会話でリソースを割かれて疲れる
英語の仕事の愚痴まとめ②|会議のクオリティが下がりやすい
英語の仕事の愚痴まとめ③|意思疎通ができずトラブルの元になる
英語の仕事の愚痴まとめ④|文書作成の手間がかかる
英語の仕事の愚痴まとめ⑤|会議で英語が理解できず落ち込んでしまう
英語の仕事の愚痴まとめ①|会話でリソースを割かれて疲れる
ネットでは、英語を使うことで頭のリソースを使いすぐに疲れてしまう愚痴がまとめて多く見られます。「頭を使うのでコミュニケーションがそもそもストレスになる」「IT系の仕事はそもそも頭脳労働なのに英語のコミュニケーションにも脳のリソースを使う」などといった愚痴がまとめられています。
英語を使う環境ではチームメンバーやクライアントも英語が母国語ではない可能性があり、お互い母国語ではない英語で話すストレスに晒されるかもしれません。結果的にお互いがコミュニケーションに疲れてしまい、仕事がはかどらないケースも考えられます。
ただし、英語でのコミュニケーションは自然と慣れてくる場合が多いです。コミュニケーションがとれるくらいの英語力の土台があるのなら、慣れるまでの時間は短くなるでしょう。日々の仕事と合わせて英語力をブラッシュアップし、母国語と同等に使えるくらいまで勉強することでこのような愚痴や悩みをまとめて解消できます。
参考:Yahoo知恵袋
英語の仕事の愚痴まとめ②|会議のクオリティが下がりやすい
母国語ではない会議では直感的に意見が出にくいので、クオリティが下がると感じるといった愚痴がまとめられています。特にブレインストーミングのような瞬発力が求められる会議では、外国語である英語ではアイディアが思いつかないことがあるでしょう。
このような愚痴の解決策は、会議のトピックを事前に聞いておき、まずは母国語でブレインストーミングすることです。会議当日までに準備をしておけば、会議の時間も短縮でき一石二鳥です。普段から英語で考える癖をつけ、英語脳を養っておくことも、英語でのアイディア出しに向いています。常に英語を話すことを念頭に置いておくことで、英語での会議も日本語と同じよう有意義に行えるでしょう。英語脳の作り方は、以下の記事を参考にしてください。
参考:英語脳は留学なしでも作れる!大人でも鍛えられる具体的な学習法を7つ紹介/Bizmates Blog
英語の仕事の愚痴まとめ③|意思疎通ができずトラブルの元になる
愚痴として多くまとめられているのが、英語を話すコミュニケーションによる意思疎通のズレです。意思疎通がうまくいかないことで、トラブルが発生したという愚痴や事例もあります。東京都が設立している外国人労働者向けの相談内容によると、職場で言語が通じないことが原因で経営者と従業員がケンカした結果、従業員が怪我をして解雇問題にまで発展した事例がありました。
参考:外国人労働者の雇用をめぐる相談事例/労働政策研究・研修機構
英語での言語やコミュニケーションに壁を感じたら、ケンカや怪我に発展する前に同僚や上司に相談しましょう。愚痴を感じたら、すぐに相談するのがおすすめです。大手企業やグローバル企業では産業医や専属のカウンセラーを雇用している場合もあるので、問題が大きくなる前に対処することが大切です。
英語の仕事の愚痴まとめ④|文書作成の手間がかかる
英語を話す環境の会社は、会社の重要な通達や記録、公式の文章や仕事の依頼も英語で記載する必要があるため、日本語での文書作成よりも手間がかかるという愚痴がまとめて見られます。英語の文法や単語にミスがないかを確認するため、文書作成に余計な時間がかかってしまうという愚痴や悩みもあります。
近年ではオンラインの翻訳サービスや文法をチェックしてくれるツールが登場しているため、ITツールを使えば文書作成も効率化が叶います。ただし100%正確というわけではないため、二重チェックは欠かせません。
このような愚痴を解消するためには、英語のライティング力を高める必要があります。英語でのライティング力を高めるには、こちらの記事を参考にしてみましょう。
参考:英語のライティングは独学できる! 5つの勉強法と役立つアプリも紹介/Bizmates Blog
英語の仕事の愚痴まとめ⑤|会議で英語が理解できず落ち込んでしまう
長い時間をかけて習得した英語力にも関わらず、ビジネス英語が飛び交う会議では深く理解できないという愚痴もよくまとめられています。日常会話レベルの英語とビジネスレベルの英語は難易度が異なるため、学生時代から英語に一生懸命取り組んできたのにあまり役に立っていないと落ち込み愚痴に発展することもあるかもしれません。
しかし、ビジネスシーンでネイティブな英語に触れることで、これまでの英語が土台となってより成長できる機会になります。そのため、英語を使うIT系の職場での仕事が一層楽しくなるはずです。
IT系の仕事で英語を話すシーンは3種類
IT系の仕事で英語を話すシーンは以下の3種類に分けられます。
- 社内の外国人とのコミュニケーション
- 社内の日本人とのコミュニケーション
- 社外の外国人とのコミュニケーション
それぞれのシーンの特徴と、求められるスキルを解説します。
IT系の仕事で英語話すシーン①|社内の外国人とのコミュニケーション
日本のIT系業界では、ITエンジニアの不足が深刻化しているため、外国人エンジニアを多く採用する企業が増加しています。厚生労働省が発表している「外国人雇用状況」の届け出まとめによれば、平成20〜29年にかけてIT系で働く外国人労働者数は3倍にもなっています。そのため、日本国内のIT系企業で働いたとしても、外国人とのコミュニケーションを求められる可能性が高いです。
参考:3倍に増えた外国人ITエンジニアの背景や採用状況を解説/G Talent Blog
ただし、日本で働く外国人のすべてが英語のネイティブではありません。そのため、英語を話すことによってコミュニケーションにすれ違いが生まれるなどの愚痴が出るかもしれません。日本で働く外国人のITエンジニアは「母国を飛び出してもスキルを磨きたい!」という向上心を持った人材が多いため、彼らと同等の向上心や英語がネイティブではない人とのコミュニケーションスキルを持っておくと仕事がしやすいでしょう。特にリーダーとしてチームをまとめる場合は、柔軟なコミュニケーション力が求められます。
IT系の仕事で英語話すシーン②|社内の日本人とのコミュニケーション
英語を話すのが求められているIT企業では、就業時間における日本人同士の社内コミュニケーションや会議も英語で行います。話す・聞くのコミュニュケーションだけでなく、英語で残された社内通信や記録を読み自分も英語で文章を作成する力も必要です。
企業が設けている条件によるものの、社内公用語が英語の会社ではTOEIC700〜800点の獲得が入社までに必要となるケースがあります。たとえば車内で英語を話すのが必須のIT企業の例である楽天株式会社では、入社までにTOEICで800点のスコアが必要です。
IT系の仕事で英語話すシーン③|社外の外国人とのコミュニケーション
日本のIT企業の中には、グローバルに展開して海外に工場や販売の拠点を持っている企業もあります。そのため、日本語がわからない海外拠点スタッフとのコミュニケーションは英語で行われます。ときにはリーダーシップを発揮してチームをまとめることもあるため、英語でのコミュニケーション力は欠かせません。
近年では、開発工程の一部を海外のプログラマーに委託するオフショア開発も流行しており、IT技術や開発工程について英語でやり取りする機会も増えています。海外拠点や委託先の従業員と仕事をする場合には、英語力に加え、開発する製品や技術に関する深い知識、海外の人材と連携するマネジメント力やコミュニケーション能力を兼ね備えておくことで円滑に業務が進められるでしょう。
参考:オフショア開発は英語で行うべき?英語で進めるメリットとヒントを紹介!/オフショア開発.com
英語を話すIT系の仕事を選ぶメリット
英語を話すIT系の仕事は、愚痴がまとめて出るほど大変な仕事であることは事実です。ただし、英語を話すIT系を選ぶメリットもたくさんあります。ここからは、そのようなメリットを4つ紹介していきます。
- プログラミング言語への理解が深まる
- 仕事の幅が広がる
- 転職で有利になる
- 英語でIT系の情報にアクセスできる
プログラミング言語への理解が深まる
プログラミング言語の多くのベースは英語のため、英語を話すことができるエンジニアの方がプログラミングへの理解が進みやすくなります。英語とプログラミングの両方を学んでいることにより、相乗効果でどちらの力も伸ばしていける可能性が高まるのです。
もしあなたがバイリンガル人材で高いTOEICスコアを有していたり帰国子女であったりする場合は、未経験からでもIT系企業に歓迎してもらえる可能性が高まります。英語をベースとしているIT技術や用語の習得も、英語を話せない人より進みやすいでしょう。プログラミング言語だけでなくコミュニケーションや情報収集でも英語力が求められるため、就職や転職につながりやすい点もメリットです。
参考:プログラミングで必要な英語力とは/DMM WEBCAMP MEDIA
仕事の幅が広がる
日本のエンジニア不足により、外国人エンジニアの採用の比率が増加しています。英語ができる日本人エンジニアは外国人エンジニアのプロジェクトに参加しやすくなるため、仕事の幅が広がるのが大きなメリットです。外国企業と一緒にプロジェクトを進行する際にもコミュニケーションが円滑にとれますので、グローバルなプロジェクトでの活躍が期待できるでしょう。英語を話すことができると、チームをまとめるリーダーに抜擢されるかもしれません。
さらに、勤務地の選択の幅も広がります。英語ができるエンジニアであることで、海外に拠点をおく企業での仕事のチャンスが増えるでしょう。将来海外で働きたいと考えている人にとっては、IT系はおすすめの仕事です。
参考:エンジニアに英語力は必要?英語ができるとどんなメリットがあるかを紹介します!/Geekly Media
転職で有利になる
英語ができるエンジニアは、転職で有利なポジションを獲得できる可能性が高くなります。たとえば、海外企業や外資系のIT企業に転職することで年収アップを狙うことが可能です。日本で働く外国人エンジニアをまとめるポジションに転職し、キャリアアップを図ることもできるでしょう。
英語を話すことができると、「ブリッジ・エンジニア」への転職の道も開けます。ブリッジ・エンジニアとはオフショア開発を進める際に海外のエンジニアに開発の要件を伝え、プロジェクトの進捗を管理する立場になるエンジニアです。ブリッジ・エンジニアは新しい職種のため人材の希少価値が高く、今後ますます需要が拡大すると考えられているオフショア開発はに携わるため、将来性があるというメリットがあります。
参考:ブリッジエンジニア(ブリッジSE)とは?仕事内容や必要スキルについて/PASONA
英語でIT系の情報にアクセスできる
新しいIT技術は世界中で日々開発されており、英語ができることで最新のIT系の情報をいち早くキャッチできます。最新情報が英語だけで公開される場合も多いので、英語で情報収集ができれば常にIT系の最新情報を知っているという強みになるでしょう。
英語が理解できないITエンジニアは情報が日本語化されるまで待たなければいけませんが、英語ができるエンジニアはすぐに新技術を取り入れることができます。そのため、英語が話せることでIT系の仕事において他の人材と差別化を図ることが可能です。
参考:IT企業に就職するなら英語は必須!おすすめの勉強法もご紹介/Kredo Blog
IT系の仕事で求められる英語のレベルは?
ここからは、IT系の仕事をする上で求められる英語力の大まかな分類をレベル別でまとめました。仕事における愚痴を減らすためにも、必要な英語力を参考にしましょう。
- 超上級レベル(TOEIC800点以上):ネイティブレベルで英語が使え、論理的な思考や会議もこなせます。海外とのプロジェクトにアサインされるチャンスも多くなります。
- 上級レベル(TOEIC700点以上):日常会話に加えて自分の主張や、論理的な思考も英語でできるレベルです。外国人メンバーや海外との仕事に携わる機会も増えます。
- 中級レベル(TOEIC500〜700点):日常会話や簡単な主張が英語でできるレベルです。短期間のプロジェクトを英語でこなすことが可能です。
- 初級レベル(TOEIC500点未満):ビジネスにおける会話や英作文も難しいレベルです。仕事で英語を活かすために勉強している段階です。
参考:TOEICレベル一覧表!目標スコアと英語で実際にできること/トイグル
現在の自分の英語レベルを知り、ステップアップに役立ててください。
IT系の仕事で求められる英語の学習方法
IT系の仕事で求められる英語の代表的な学習方法は以下のとおりです。
- 英語の情報やメディア、本に毎日触れる
- 英会話スクールやオンライン英会話を利用する
- 洋画や海外ドラマを英語音声で観る
- 英単語帳を使い英語のボキャブラリーを増やす
重要なのは、仕事以外でも日頃から英語に触れることです。「学生時代のように勉強したくない…」という人は、興味があるジャンルの本や映画から英語を勉強しましょう。毎日英語でインプットすることで、話すアウトプットにもだんだん慣れくるはずです。
今回紹介した英語を話すIT系で働く際の愚痴のまとめのほとんどが、英語力の低さによるものでした。そのため、英語力を高めることでそのような愚痴のまとめも解消することができます。
参考:英語を話せるようになりたい社会人必見!オススメの独学勉強法5選/Bizmates Blog
英語を話すIT系の仕事では愚痴を言いたいこともあるがメリットもある
英語を話すITの系の仕事では愚痴を言いたいような出来事がある一方で、メリットが多いのも事実です。英語でのコミュニケーションやIT業務で頭を使って仕事に取り組んだ先には、仕事の幅が広がったり、転職で有利になったりするなどキャリアアップの可能性が広がります。今回紹介した愚痴のまとめは英語力に関することばかりなため、日頃から英語力を向上させるよう努めましょう。
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