外国人が日本でデザイナーとして働くには?求人の探し方を詳しく解説

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外国人デザイナーが日本で働く場合、「働き方は問題ないの?」「何が必要かわからない」など、疑問・不安があるかもしれません。そこで今回は、日本で働きたい外国人デザイナーに向けて、具体的な職種や日本で働く際に必要なもの、求人の探し方などを解説します。一通り目を通せば、効率的な求人の探し方はもちろん、自分の希望する求人がどんなものか具体的にイメージできます。


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外国人は日本でどんな種類のデザイナーとして働ける?

webデザイナーが仕事する様子


外国人が日本でデザイナーとして働く場合、以下のような職種に就くことができます。

  • グラフィックデザイナー
  • Webデザイナー
  • プロダクトデザイナー

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーとは、商品パッケージや書籍、ポスターなどの紙媒体のデザインを手掛ける仕事です。ただ単にデザインするだけでなく、クライアントへのヒアリングから、企画にまで携わります。グラフィックデザイナーに求められるスキルは以下のとおりです。


  • レイアウトや色彩などのデザインスキル
  • グラフィック関連のソフトウェアスキル
  • 関連部署とのコミュニケーションスキル
  • ユーザーニーズを把握するマーケティングスキル

参考:グラフィックデザイナーとは/digital hollywood


Webデザイナー


Webデザイナーとは、クライアントからの依頼でWebサイトをデザイン・制作する仕事です。Webサイトは目的やコンセプトが多種多様なため、Webデザイナーはクライアントの要求に合わせつつ、機能性・操作性なども考慮して制作に取り掛かります。Webデザイナーに求められるスキルは以下のとおりです。


  • Webサイトのデザイン力
  • プログラミングスキル
  • Webサイト制作に必要な各種ツールを操作するスキル
  • クライアントや関連部署とのコミュニケーション能力

参考:Webデザイナー/jobtag


プロダクトデザイナー


プロダクトデザイナーとは、生活に溶け込む製品をなどのさまざまな「もの」をデザインする仕事です。たとえば、生活用品や家電、自動車などデザインの種類は多岐にわたります。製品化を目指すことが目標なので、関連部署との連携はもちろん、マーケティングやコンセプト立案など、デザイン以外の仕事もあります。そんなプロダクトデザイナーに求められるスキルは以下のとおりです。


・機能美や使い勝手も考慮できるデザインスキル

・関連部署とのコミュニケーションスキル

・制作用ツールの使用スキル

・行動学や色彩など多彩な知識

参考:プロダクトデザイナーになるには?必要なスキルや資格、年収も紹介/レバテックキャリア

外国人が日本でデザイナーとして働くのはおすすめ?

カラーチャートを見ながら作業をするグラフィックでサイナー

日本で働く外国人デザイナーの特徴を把握した上で、日本でデザイナーとして働くべきかどうかを判断しましょう。デザイナーの特徴には、以下の3つが挙げられます。


  • 働き方
  • 年収
  • キャリアパス


働き方

基本的に、外国人であっても日本人のデザイナーと変わらない条件で雇用されています。アルバイト・パートからのスタートであっても社員登用制度を設けている企業もあるため、将来的なキャリアアップも期待できます。特に東京都・大阪府・愛知県の3都市では、外国人労働者全体の約44%が受け入れられている状況です。地域によって外国人の受け入れ実績に差があるので、働き方の選択肢を増やしたい場合は勤務地も十分に検討しましょう。

参考:「外国人雇用状況」の届出状況【概要版】(令和3年 10 月末現在)/厚生労働省


年収


厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によれば、国内で働くデザイナーの平均年収は約390万円です。在留資格を持つ外国人労働者の平均年収は約326.5万円なので、外国人がデザイナーとして日本で働いた場合、おおよその年収は320~390万円が相場と言えます。ただし、デザイナーは職種や保有スキル、経験などによって年収に差があります。キャリアアップ次第でより高額な給与を狙える可能性もあるため、上記はあくまでも目安として参考にしてください。

参考:令和3年賃金構造基本統計調査/厚生労働省


キャリアパス


日本人・外国人にかかわらず、デザイナーのキャリアパスは主に3パターンに分けられます。


  • 高いデザインスキルを持つスペシャリスト
  • チームの管理を担うマネージャー
  • クライアントへ知識を提供するコンサルタント


まずは現場でデザイナーとしての仕事をこなし経験・実績やスキルを磨くことで、上記のようなキャリアが開かれます。

参考:デザイナーのための3つのキャリアパス あなたはどのタイプ?/AQUENT


外国人が日本でデザイナーとして働くために必要なこと

作業をする外国人デザイナー


外国人が日本でデザイナーとして働くには、以下4つのポイントを押さえる必要があります。


  • デザイナーとしてのスキル
  • 日本語スキル
  • 在留資格
  • 必要書類


デザイナーとしてのスキル

デザイナーのスキルには、以下が挙げられます。

  • 想像通りのものを仕上げるデザイン力
  • クライアントが提示する課題の解決力
  • ユーザーニーズを理解するための共感力
  • 納品物への指摘や修正を受け入れられる素直さ
  • クライアントやチームとのコミュニケーション能力

参考:デザイナーに必要な能力とは?活躍するためのスキルを解説/レバテッククリエイター


デザイナーは、自分の発想やセンスだけで作品を作り上げるわけではありません。求められる人材になるためには、上記のようなデザイン力以外の能力も必要です。


日本語スキル

日本企業で働く外国人デザイナー


外国人のデザイナーが日本で働く場合、一定レベル以上の日本語スキルを求められます。求められるレベルは企業により異なりますが、少なくとも日常会話・ビジネス会話以上の日本語スキルは準備しておきましょう。


自身の日本語スキルを証明する際は、「日本語能力試験」の結果を提示するとスムーズです。日本語能力試験を受験することで、自身の日本語スキル(言語・読解・聴解)を5段階で証明できます。求人広告の中には、試験の認定基準が募集要項に設けられているケースもあるため、受験しておいて損はありません。

参考:Designer/G Talent


在留資格


外国人がデザイナーとして日本で仕事をする場合、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格が必要です。在留資格とは、外国人が日本で活動するために必要な「入管法上の法的な資格」を指します。活動内容によって取得する在留資格は異なるので、デザイナー以外の仕事を希望する場合は必要な在留資格を改めて確認しましょう。

参考:在留資格「技術・人文知識・国際業務」/出入国在留管理庁


必要書類


デザイナーとして就職する場合、重要な必要書類の一つが「ポートフォリオ」です。ポートフォリオは作品集のことで、デザイナーとしての力量を志望企業に伝えられます。作り方に明確な決まりはありませんが、Webサイトや冊子などにまとめて提出しましょう。ポートフォリオを提出することで、以下のような能力の有無を判断してもらえます。

  • デザインスキル
  • 企画力
  • 分析力
  • デザイン以外に持ち合わせたスキル


自分の能力を示す重要な書類なので、時間をかけて入念に作り上げましょう。

参考:Webデザイナーのポートフォリオの作り方と参考サイト【未経験】/LIG

外国人が日本でデザイナーの求人を探す方法

デザインを描くアートデザイナー

外国人が日本でデザイナー求人を探すには、4つの方法があります。

  • クリエイティブやIT業界に特化した求人サイトを使う
  • 企業の求人ページから直接応募する
  • ハローワークで紹介してもらう
  • 日本での人脈を活用する


クリエイティブやIT業界に特化した求人サイトを使う

クリエイティブやIT業界に特化した求人サイト・エージェントを利用すると、効率的に求人を見つけやすくなります。クリエイティブに特化しているので、一口にデザイナーとしてでなく細かな条件でデザイナーの求人を探すことができるのがメリットです。

求人サイトによっては、企業側からスカウトしてもらえるサービスもあります。複数の求人と比較検討できるため、より効率的に求人をチェックしたい人におすすめです。グローバル環境求人に特化した求人サイトの『GitTap』はIT業界に特化しているため、Webデザイナーなどの求人を多く扱っています。グローバル環境求人ばかりなので外国人が応募しやすく、企業側からのスカウト機能もついているのが特徴です。

企業の求人ページから直接応募する


企業のホームページから直接応募すれば、求人サイト・エージェントには掲載されていない求人を見つけられる可能性があります。求人サイトに掲載してる場合企業側は掲載料を支払うため、採用コストを抑えたい企業は自社の求人ページで求職者を探すしかありません。求職者にとっては掘り出し物のような求人なので、求人サイトより低い倍率で選考を受けられるチャンスです。

参考:転職で企業への「直接応募」はアリ? メリット・デメリットを解説/みんなの転職「体験談」。


ハローワークで紹介してもらう


ハローワークの場合、自治体の管轄エリア内にある企業が求人を出しているため特定エリアでの求人が探しやすいです。職業相談・面接対策などが利用できるのも、ハローワークならではの魅力です。外国人の方がハローワークを利用する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。


  • 外国人雇用サービスセンターで相談する
  • 通訳が在籍するハローワークを利用する


外国人雇用サービスセンターは東京・名古屋・大阪・福岡にある施設で、外国人労働者向けの行政サービスが提供されています。新着求人情報の紹介や就職支援ガイダンスなどのサポートが受けられるため、不安を抱える人はぜひ利用してみてください。主要都市にあるハローワークには、通訳が在籍している可能性があります。日本語スキルに不安がある場合は、通訳の有無も確認しましょう。

参考:求人情報を探している外国人必見!ハローワークの活用方法を解説[グローバル2]/FELLOWSHIP

日本での人脈を活用する


人脈を活用した求人方法をリファラル採用と呼び、外国人のリファラル採用では、母国語を話せる人物を紹介するケースが多いです。そのため、事前に社風や人材の募集背景、従業員数などの社内の情報を明確に把握できるほか、社内に母国語を話す人がいるので安心感もあります。ほかの求人検索よりも働きやすい環境を見つけることができるかもしれません。

参考:【外国人労働者のリファラル採用の基本】メリットやポイント、注意点などを解説/Jinzai Plus

日本で外国人デザイナーの求人を探すなら『GitTap』

webデザイナーのミーティング


外国人のデザイナーであっても、日本人と同様の働き方・キャリアで働くことはできます。ただし、就職活動時は雇用条件や仕事内容に十分目を通し、希望通りの条件かどうか確認することが大切です。さらに、日本語スキルや在留資格など、日本人とは異なる条件も求められるので今回の記事を参考に知識を養いましょう。

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