グローバル環境で働きたい人向け|海外在住と日本の仕事例を比較

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グローバル環境で働く方法には、日本で仕事を探すか海外在住するかの主に2つが挙げられます。グローバル環境に興味がある方の中には、「どちらの方が向いているのだろう。」と悩む人もいるでしょう。


この記事では、グローバル環境で働きたい人に向けて、日本国内・海外在住それぞれの仕事例やそれぞれのメリット・デメリットグローバル環境の仕事例について紹介します。日本で働くべきか海外在住するべきか、ご自身に最適な方法を探す参考にしてください。


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グローバル環境で働く方法は2種類

AとBの矢印


グローバル環境で働く方法は、主に以下の2種類です。


  • 日本国内でグローバルな仕事をする
  • 海外在住しながら仕事をする


日本国内でグローバルな仕事をする

日本国内に在住しながら、外資系企業や日系グローバル企業、もしくは外交官などの公務員として働く方法です。最近ではリモートワークが一般化し、海外企業に籍を置きながら日本国内で働くパターンも見られます。海外に携わる仕事をしながらも、住環境を変えたくない人におすすめの働き方です。


外資系企業とは「日本に進出している海外資本の企業」を、グローバル企業とは「自国以外のさまざまな国でビジネスを展開している企業」を指します。グローバル企業について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。


▼グローバル企業で働きたい!働くメリットや必要なスキルとは?


海外在住しながら仕事をする

日本を離れて海外在住しながら現地で働く方法です。基本的には現地の言語を使いますが、日本語を活かしたり日本人と関わったりする仕事も多いため、バイリンガルとしてのスキルも発揮できます。


ただし、多くの国では仕事をするのに就労ビザが必要です。


【各国の就労ビザ取得条件一覧表】

  • アメリカ:原則として大卒以上、就業内容に沿う学位、職務経歴など
  • カナダ:原則として大卒以上
  • 中国:原則として大卒以上、2年以上の実務経験
  • 韓国:原則として大卒以上、就業内容に沿う学位、実務経験など
  • シンガポール:専門・短大卒硫黄、実務経験、基本月収2,200シンガポールドル以上など

参考:日本人が海外で働くために必要な就労ビザとは?種類や取り方について解説/就労・永住ビザSOS@横浜

 

なかにはビザを取得するのが難しい国もあるので、事前に調べておきましょう。


日本国内で働けるグローバル環境の仕事例7つ

日本国内で働くグローバルな職場


海外在住はハードルが高いという方は、日本でグローバルな環境の仕事を見つけるのがおすすめです。日本国内にあるグローバルな環境の仕事例には、以下の7つが挙げられます。


  1. 日本進出の外資系企業で働く
  2. 日系グローバル企業の国際部門で働く
  3. 外国企業籍でリモートワークを行う
  4. 大使館職員として働く
  5. インバウンド施設で働く
  6. 通訳者として働く
  7. 国際的な士業の仕事を行う


それぞれの働き方の具体例や、メリット・デメリットを見ていきましょう。


日本国内のグローバル環境の仕事例①:日本進出の外資系企業で働く

日本に進出している外資系企業に就職する方法です。日本にはあらゆる業種の外資系企業があり、未経験であっても学生時代に得た専門知識を活かしながら働くこともできます。代表的なグローバル環境の外資系企業はゴールドマン・サックス(金融)、アフラック(保険)、Google(IT)、アクセンチュア(コンサルティング)などです。


直属の上司が海外在住の場合などは海外とほぼ同じ環境で働けるため、日本にいながら海外で仕事をしている感覚を味わえるでしょう。ただし同じ外資系でも企業によって社風が異なる場合が多く、日本文化が色濃く反映された職場もあります。

参考:【23卒向け】外資系企業71社ランキング!エリートで忙しいイメージのある外資系企業を一覧でまとめてみた/ONE CAREER


日本国内のグローバル環境の仕事例②:日系グローバル企業の国際部門で働く

日系グローバル企業の国際部門・海外部門に在籍して働く方法です。代表的な企業にはトヨタ自動車(メーカー)、ソニー(電気機器)、味の素(食料品)などが挙げられます。メーカーの営業職に就く場合、海外の取引先に適切な商品を訴求したり、海外の新規顧客を開発したりなどでグローバルな環境に身をおくことができます。


多くの企業では定年までの間に海外勤務を数回経験することもあり、日本に籍を置きながらながら海外で働く機会を求めている人におすすめです。ただしベースは日系企業なので、日常業務では海外文化・海外らしさを感じにくいかもしれません。未経験の人でも、グローバル企業で働くことはできます。新卒や未経験でグローバル環境で働きたい人は、こちらの記事を参考にしてください。


▼新卒・未経験でもグローバルな環境で働ける!求人の探し方を解説


日本国内のグローバル環境の仕事例③:外国企業籍でリモートワークを行う

リモートワークで海外とミーティングをする


外国企業に籍を置き、日本国内からリモートワークで仕事に参加する方法です。この働き方は珍しく、業種も限定されています。しかし、近年では日本だけでなく世界中でリモートワークでの仕事が増加しているため、今後ますますこの仕事スタイルが増えることが予想されるでしょう。

このスタイルのメリットは、場所を問わずに海外と同じワークスタイルで働けることです。ただし、時差の問題やオンラインだけでのコミュニケーションの取り方などほかの仕事例よりも課題が多い働き方とも言えます。

参考:日本に居ながら海外の会社にリモートワークで働いていい給料をもらう方法/ジャバ・ザ・ハットリ


日本国内のグローバル環境の仕事例④:大使館職員として働く

外国政府の在日本大使館で職員として働く方法も、グローバル環境で仕事をする一つの例です。仕事内容は、大使をはじめとする外交官の秘書や通訳、広報、リサーチなどさまざまです。ただし採用枠が狭く、日本語・英語のほか勤務する国の公用語を操れるスキルも求められるため、狭き門と言わざるを得ません。

参考:大使館職員って何をするの?大使館職員になるには?/ミライ科


日本国内のグローバル環境の仕事例⑤:インバウンド施設で働く

インバウンドユーザーが多く訪れるホテルや観光施設などの施設で働き日本に訪れた外国人のサポートを行うことで、グローバルな環境に触れることができます。ホテルの場合はフロントスタッフとして外国語での対応を行うことが一般的です。サービス業ですので、夜間の勤務を担当する点や土日祝日の出勤が多くなる点には注意しましょう。


日本国内のグローバル環境の仕事例⑥:通訳者として働く

通訳として働く女性


グローバル企業に在籍している日本人と外国人の橋渡し役になったり、海外企業との窓口役になったりする仕事です。ビジネスレベルの語学力かつ業界特有の表現などを知っていれば、通訳者として活躍することができます。


通訳者は、企業に属するケースとフリーランスとして活動するケースの2パターンあります。最初は企業に所属し経験や人脈を積んだあとに、フリーランスになるのがおすすめです。

参考:通訳者・翻訳者として働きたい方/SIMUL


日本国内のグローバル環境の仕事例⑦:国際的な士業の仕事を行う

国際的な士業に就くのも、グローバルな環境で仕事ができる方法の一つです。グローバル環境で働ける士業には、国際弁護士や国際会計士、国際税務スペシャリスト、ビザの申請などに携わる行政書士などが挙げられます。いずれも専門的な職業で就職・転職しやすいですが、資格が必要であり取得するためには難関試験を突破しなければなりません。


海外在住で働くグローバル環境の仕事例7つ

海外在住で働くビジネスマン


仕事だけでなく住環境もグローバル環境を望む方は、海外在住の仕事を見つけましょう。海外在住の仕事の中でも、日本人が働きやすい仕事例を7つピックアップしました。


  1. 日本語教師として働く
  2. IT業界で働く
  3. 旅行業界で働く
  4. 医療系の分野で働く
  5. 留学エージェントとして働く
  6. 翻訳の仕事を行う
  7. 人材紹介の仕事を行う


それぞれの仕事の特徴や、メリット・注意点を仕事例ごとに見ていきましょう。


海外在住でのグローバル環境の仕事例①:日本語教師として働く

インターナショナルスクールや日本語学校などで教師として働く仕事です。バイリンガルとしての能力を発揮できる点や、日本にルーツを持つ人・興味を持つ人と関われる点などが日本語教師の魅力です。


仕事上では現地の言語よりも日本語をメインに使うため、日本人には働きやすい仕事だと言えます。ただし、仕事でも現地の言語を主に使いたい人にはあまり向いていないかもしれません。

参考:海外で日本語教師として働く方法と地域別の働き方/日本語教師ナビ


海外在住でのグローバル環境の仕事例②:IT業界で働く


システムエンジニアやプログラマー、コーダーといった職業が代表的です。プログラミング言語は全世界共通なので、ITに関する知識があれば海外でも働くことができます。仕事上で現地の言語を使う機会はほかの仕事と比べると少ないですが、ほかのスタッフやクライアントとコミュニケーションを取るには現地の言語は欠かせません。

IT業界で働く注意点は、仕事のスタイルに関する文化の違いです。日系企業と比べて個人主義の傾向にあるため、日本に比べてチーム内のコミュニケーションに戸惑うかもしれません。IT業界にはさまざまな仕事がありますが、グローバル環境に向いている英語を活かせるIT系の仕事は以下の記事を参考にしてください。


▼英語を活かすIT系の仕事まとめ|必要な英語力や勉強方法とは


海外在住でのグローバル環境の仕事例③:旅行業界で働く

パスポートとクレジットカード


海外旅行で訪れた日本人をアテンドする旅行業界の仕事に就くのも、日本人におすすめのグローバルの仕事です。旅行客に同行して現地を案内したり、プランのコーディネートを行ったりします。


日本からの観光客が多い国に在住していると、特に需要の高い仕事の一つです。仕事をしながらさまざまな観光名所に行くことができ、ほかの国にも行く機会も多いでしょう。しかし仕事内容の中にはトラブル対応もあり、緊急時の対応や苦情の処理などを行う必要もあります。

参考:海外駐在員/ツアーガイド/シゴト図鑑

海外在住でのグローバル環境の仕事例④:医療系の分野で働く

医療系の分野では医師、看護師、医療事務などの仕事があり、海外在住しながら日系の病院を中心に働くことができます。海外では医師や看護師の責任が明確になりやすいため、国内で働くよりも強い責任感が求められることが多いです。

日本で医療の経験や技術がある方は、グローバルな環境として海外在住も視野に入れてみてはいかがでしょうか。国によっては日本より給料や福利厚生が良いところもあります。

参考:看護師が海外に転職する方法とは?各国の特徴についてもご紹介!/スーパーナース

海外在住でのグローバル環境の仕事例⑤:留学エージェントとして働く

日本人留学生やワーキングホリデー制度を利用して現地を訪れた日本人の生活をサポートする仕事です。学校や職場、ホームステイ先などを手配したり、生活におけるトラブルのサポートを行ったりします。

日本人学生とのやりとりは主に日本語ですが、トラブル解決や現地の取引先と話すのには現地の言語が必須です。企業の中には営業のスキルや知識が求められることもあります。


海外在住でのグローバル環境の仕事例⑥:翻訳・通訳の仕事を行う

企業で使う外国語の資料を和訳したり、反対に日本語を翻訳したりする仕事です。会社の規模によっては、通訳を兼任する場合もあります。語学力を存分に活かせる点が魅力ですが、社内に日本人が1人しかいない場合もあり、語学力に自信がなければ正しい翻訳ができているか不安になることもあるかもしれません。

参考:海外で翻訳の仕事をするメリットやデメリット、事前のポイントを徹底解説/アメリア

海外在住でのグローバル環境の仕事例⑦:人材紹介の仕事を行う

企業が求める人材の特徴を確認して、それに合った日本人などを紹介する仕事です。自分と同じように海外で働くことを志望する人と海外の橋渡し役になれる点が魅力でしょう。しかし、滞在先が不人気な場合は求職者を見つけることが難しいことや、ある程度コネクションが必要であることがデメリットです。


日本国内においてグローバル環境で働くメリット・デメリット

メリットデメリット カラフルな色鉛筆


日本にいながらグローバル環境で働くには、2つのメリット・デメリットがあります。


日本国内でグローバルな仕事をするメリット

日本国内でグローバルな仕事をするメリット例は、以下のとおりです。

  • 日本にいながら語学力を高められる
  • 仕事の選択肢が広がる


日本に在住しながら外国人や母国語以外の言語と接する機会を得られるため、仕事を通じて語学力を高められます。語学力だけでなく、異文化を受け入れる能力や多種多様な人とコミュニケーションできる能力も高められるでしょう。さらに、語学力があるからこそ働ける仕事があることも事実です。仕事の選択肢が広がるため、自分らしさを発揮できる仕事を見つけやすくもなります。

参考:新卒でもグローバルな環境で働ける?必要な英語力や職業例を紹介/GitTap


日本国内でグローバルな仕事をするデメリット

日本国内でグローバルな仕事をするデメリット例は、以下のとおりです。

  • 真の意味でグローバルではない
  • 想定より日本人・日本語が主体になっているケースもある


グローバル色が強い企業でも、企業としての基盤や生活の主軸は日本になるため、海外で働く場合と比べれば真の意味でグローバルとは言えません。特に日系企業では想定より日本人・日本語が主体になっているケースもあり、海外とのつながりを感じにくい可能性もあります。

海外在住でグローバルな仕事をするメリット・デメリット

海外で仕事をする女性


次に、海外在住しながらグローバル環境で働くメリット・デメリットを紹介します。

海外在住でグローバルな仕事をするメリット

海外在住でグローバルな仕事をするメリット例は、以下の2点です。

  • 世界中どこでも働ける
  • 語学力が身につく


日本では少子高齢化などの影響から、将来どのような働き方ができるのかはわかりません。しかし海外を視野に入れれば仕事の幅が広がり、高い水準の給与を受け取れる可能性も増えるほか、仕事や日常生活を通じて語学力も高められます。仕事以外でも必然的に現地の言語を使うため、日本国内よりも語学力は伸びやすいでしょう。

参考:【まだ迷ってる?】海外移住のメリット9選とデメリット7選|人生が変わる/Dual Life Media


海外在住でグローバルな仕事をするデメリット

海外在住でグローバルな仕事をするデメリット例は、以下の2点です。

  • ホームシックになる可能性がある
  • 語学力が堪能でないとハードルが高い


海外に憧れて就職した人でも、食や文化、家族や友人などホームシックになる可能性があります。特に最初の頃は思ったように現地の言語でコミュニケーションがとれず、歯痒い思いをすることもあるでしょう。海外在住するには、現地の語学力は必須です。一定の語学力がなければ仕事を見つけることが難しく、日常生活でも苦労しやすいと言えます。


グローバル環境で働くなら、日本でグローバル企業か海外在住で仕事をするかの2通り

グローバル環境で働く方法は、日本国内でグローバル環境で働ける仕事を探すか、海外在住しながら仕事をするかの2つです。日本国内の仕事は真の意味でグローバルとは言えませんが、ネイティブレベルの語学力がなくても働ける可能性が高いです。いきなり海外在住するよりも、まずは日本国内の企業に勤めて語学への自信を深めてから、海外で働く道を模索するのが良いでしょう。今回紹介した仕事例を参考に、自分にあった仕事を見つけてみましょう。


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