グローバル求人に応募する際に必要な英語レベルは?業界別に解説

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多国籍の人が働くグローバルな環境の職場で働く場合、多くの企業で英語力が必要になります。しかし、英語力と言っても人によって英語レベルはさまざまですよね。グローバル求人への転職を考える人にとって、どの程度の英語力が必要なのか気になる人も多いでしょう。この記事では、グローバル求人で求められる英語レベルについて、職業別に詳しく解説していきます。英語レベルをアップするおすすめの方法もご紹介しますので、ぜひ実践していきましょう。


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グローバル求人では一定の英語レベルが求められる

グローバル企業でのミーティング


グローバル環境の企業では日本人以外にさまざまな国籍の人が働いているため、一定の英語レベルが求められます。グローバル環境企業の中には英語を社内の公用語として設定しているところもあるため、グローバル求人に応募する場合は、一定の英語レベルがないと採用につながりにくいでしょう。求められる英語レベルは、業界や企業、働き方などによって異なります。


グローバル求人に応募する際に必要な英語レベルの基準

英語レベルを細かく分類すると、以下の7段階にわけられると言われています。


  1. 挨拶・買い物レベル
  2. 日常会話レベル
  3. ビジネス会話レベル
  4. 専門英語レベル
  5. 通訳レベル
  6. ネイティブレベル
  7. インテリネイティブレベル

参考:【正しくはコレ】「日常会話、ビジネス、ネイティブレベル」と英語力を3段階で分けるのは間違い/黒坂岳央の“超”英語ブログ


グローバル企業で働くのに必要な英語レベルは、企業や部署などでもケースバイケースです。外資系や海外進出をしている日系企業、海外企業と取引している企業の場合は、「ビジネス会話レベル以上」の英語レベルが求められることが多いです。ただし、専門性の高い業界の場合は「専門英語レベル」の英語力まで求められることもあります。


外国籍のメンバーが社内にいるグローバル企業の場合は、「日常会話レベル以上」の英語レベルが求められることが多いです。仕事内容によっては、入社後に常にスキルアップが必要となる場合もあります。


グローバル求人に応募する際に英語レベルを測る方法

TOEICの回答用紙


英語力が欠かせないグローバル求人に応募する場合、自分の英語レベルを知っておくことが重要です。自分の英語レベルがどのあたりに位置しているのかを把握することで、目標に向けて英語学習を進めるモチベーションアップにつながります。英語を使った仕事をしたい場合、英語レベルを測る手段として良く知られているのは「TOEIC」や「実用英語技能検定」です。また近年では、「CEFR」を取り入れる企業も増えています。それぞれの特徴を見ていきましょう。


TOEIC

TOEICはビジネスシーンや日常生活において英語を使ったコミュニケーション能力を測るテストで、世界160ヶ国で実施されています。正確な英語力を測れるツールとして、多くのグローバル企業そのスコアが英語力の基準として採用されています。グローバル企業の求人においては、TOEICの点数を採用基準にしている企業も少なくありません。TOEICは1ヶ月に一度のペースで受けることができるので、自分の英語レベルが気になる人は気軽に受けてみましょう。

参考:TOEIC® Programの特長/TOEIC

英検


英検は文部科学省が後援している試験であり、5~1級までのレベルがあります。英検の大きな特徴の一つは、「英語を読む・聞く・話す・書く」という4技能のバランスが重視されている点です。英検では日常会話からビジネスシーンまで幅広く対応できるコミュニケーション能力を測ることができるので、多くの企業で評価されるでしょう。

参考:各級の審査基準/英検

CEFR

CEFR(セファール)とは、英語を含めた複数の言語を対象とした言語達成度を表す共通参照レベルです。2001年にヨーロッパで開発されて以来、語学のコミュニケーション能力を示す国際標準規格として欧米の学校や企業で広く取り入れられています。言語レベルはA1~C2に分類されており、TOEICや英検などのテストや試験の結果を当てはめることができます。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表

出典:「各資格・検定試験とDEFRとの対照表(文部科学省)」/国立国会図書館


CEFRの大きなメリットは、世界各国で利用できる点です。TOEICや英検は日本・アジアのみで有名な英語レベルを測る方法であり、欧米などの海外では通用しないケースがほとんどです。日本ではまだ聞き馴染みの少ないCEFRですが、海外資本のグローバル求人に応募する場合は、ぜひ積極的に活用しましょう。


職業・業界別!グローバル求人に応募する際に必要な英語レベル

JOB


一口でグローバル企業と言っても、必要な英語レベルはさまざまです。ここからは、グローバル求人で求められる英語レベルの目安について、職種や業界別に紹介していきます。


「ITエンジニア」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル

ITエンジニアに求められる英語レベルは企業の形態によって異なり、本格的に海外進出していない企業の場合は日常会話レベルの英語レベルが必要です。しかし、外資系企業や海外に進出している企業の場合は、TOEIC800点以上のビジネス会話レベル・専門英語レベル以上の英語力が求められます。

参考:英語を活かすIT系の仕事まとめ|必要な英語力や勉強方法とは/GitTap


ITエンジニアはネットワークの構築や運営維持などを行う仕事であり、一見英語力は不要に思えます。しかし、英語力があれば仕事の幅やチャンスが広がるため、同じITエンジニアでもグローバル求人に転職すると給与が高くなる可能性も高まります。


「キャビンアテンダント」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル


キャビンアテンダントは、お客様だけでなくクルーとも英語でスムーズにコミュニケーションをとれる英語力が必要です。そのため、日系企業のキャビンアテンダントは日常会話レベル以上の英語レベルが求められます。ただし、万が一の場合キャビンアテンダントには保安業務も課せられているため、その際に利用する専門的な英語も使えなければいけません。

参考:キャビンアテンダント(CA)に必要な英語力は?語学力を身につける方法/東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校


「秘書」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル


グローバル企業で働く秘書の場合、サポートする上司が外国人の可能性もあります。上司が英語しかできない場合には円滑で正確なコミュニケーションができる英語レベルが求められます。来客対応や資料の翻訳などの業務もあるため、ビジネス会話レベル・専門英語レベル以上の英語力が必要です。バイリンガルセクレタリーとして活躍する場合は、会議の通訳なども行うかもしれません。その場合は、通訳レベルの英語力が必須となります。

参考:秘書に求められる英語力とは?英語力アップの方法をご紹介!/Hisholio


「商社」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル

商社で働く人の交渉


商社は商圏範囲が海外に広がることが一般的であり、総合職で働く場合はビジネス会話レベルの英語力が必要です。買い付けやデイベート、交渉など多様な場面で英語を使うため、ときには専門英語レベルの英語力が必要になることもあります。会社によっては一般職でもビジネス会話レベルの英語レベルが必要な場合があり、企業によって大きく異なります。

参考:商社で必要な英語力とは? TOEIC®スコアの目安など解説!/PRESENCE


「金融業界」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル


金融業界で求められる英語レベルは、部署によって異なります。決済を行う場所は顧客が外国人である可能性もあるため、ビジネス会話レベルの英語力が必要です。トレーダーやアナリストなどのフロント業務を行う部署の場合は、英文の資料やデータを分析しなければいけません。そのため、専門的な文章を読解するための専門英語レベルの英語力が求められます。基本的にお金が絡む細かなやり取りが多いため、高い英語レベルが必要です。

参考:金融業界へ転職!知っておきたい業界特性、転職活動のコツ/キャリクル


「メーカー業界」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル

メーカーで働く人の立ちながらのミーティング


メーカー業界も部署や職種によって求められる英語レベルは異なりますが、グローバル企業の場合は英語を使ったやり取りや会議などが行われる部署も多いです。顧客や取引先が海外の可能性もあるため、ビジネス会話レベルから専門英語レベルの英語力が求められます。

参考:メーカー営業に英語力は必要か? 【大手はないと入社不可】/お仕事リョクシン

「ホテル業界」のグローバル求人に応募する際に必要な英語レベル


インバウンドが増えている影響もあり、日本各地のさまざまなホテルを多くの外国人客が利用しています。そのため、ホテルで接客サービスを行う場合はスムーズな日常会話の英語レベルが必要です。ユーザーだけでなく取引先が海外企業のホテルの場合、管理職やマネージャー職などへキャリアアップするとビジネス会話レベルの英語力が求められます。

参考:ホテルで働くには英語力が必要?/京都ホテル観光ブライダル専門学校


グローバル求人に応募するために英語レベルをアップする方法は?

仕事中に談笑する外国人と日本人の女性


グローバル企業で英語を使って働きたい場合、ビジネス会話レベル以上の英語力があれば未経験者でも採用される可能性が高くなります。グローバル求人に応募する場合は、まずは英語レベルを上げておくことが重要です。ここからは、英語レベルをあげる方法を紹介していきます。


テキストで単語と文法を学習する

日常会話レベル・ビジネス会話レベルの英語に必要な英単語数は、4,500〜5,500程度だと言われています。なかにはすでに覚えている簡単な英単語も多いため、新しく覚えるべき英単語はあまり多くありません。使える英単語を増やしてスムーズな会話ができるよう、テキストを駆使して単語力を高めましょう。


英文事務や英語での会議などでは、会話力だけでなく読解力や文章作成力も必要になります。そのため、単語だけでなく正しい文法を学習することも大切です。

参考:日常英会話・ビジネス英語に必要な単語数とは|効率的な覚え方やおすすめ単語帳・本も紹介/Bizmates Blog


洋画や洋楽を楽しむ


外国語でのコミュニケーションでまず重要なのは、相手の言っていることを理解するリスニング力です。洋画を鑑賞することで、リスニング力・読解力・表現力を学ぶことができます。音声も字幕も英語にすることで、耳で聞いた英単語や文章と字幕英語を関連付けて覚えられ、効率よく英語を学ぶことができます。音楽が好きな人は、洋楽を聴くこともおすすめです。好きなアーティストの楽曲であれば英語の歌詞を理解したいというモチベーションがあるため、飽きずに続けられるでしょう。洋画を使った効果的な英語の学習方法については、以下の記事を参考にしてください。

▼英語字幕で映画を見て英語力を上げる方法とは?手順とオススメの映画も紹介/Bizmates Blog


英会話スクールに通う


手っ取り早く英語レベルを上げたい場合は、英会話スクールに通いましょう。ネイティブスピーカーの先生との英会話を通じて、英語でのコミュニケーション力をアップさせることができます。スクールに通う時間がない人は、オンライン英会話もおすすめです。

参考:英語上級者におすすめのオンライン英会話の使い方と勉強方法/Bizmates Blog


英語学習アプリを活用する

隙間時間に自分で英語学習を進めることができるアプリも多く存在します。通学・通勤中にリスニング力を鍛えたり、語彙や文法の種類を増やしたりするなど、自分のペースで英語を学習できます。ほかの英語学習法と組み合わせながら、効率よく英語を学ぶのにぴったりな方法です。


英会話サークルに参加する

英会話サークルに参加する女性


英会話サークルとは、学生や社会人が趣味で英会話を楽しむ集まりです。場所代などで会費が発生するところもありますが、低コストで英会話力を楽しくアップさせることができる点がメリットの一つです。英語力だけでなくコミュニケーションスキルのアップにもつながり、仕事にも役立たせることができます。

参考:英会話を身につけるなら仲間を作ろう!英会話コミュニティの見つけ方4選/Bizmates Blog


グローバル求人への応募に必要な英語レベルは業界や企業によって差がある


英語を使って仕事をするグローバル求人にはさまざまな種類があり、業種や職種によって求められる英語レベルも異なります。基本的に英語での日常会話に問題がなければ、入社後に研修や経験を積み重ねて慣れていける仕事もあります。高い役職役など責任ある仕事を目指す、勤務地に海外を希望するといった場合には、高い英語レベルが必要です。


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