グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?

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グローバル求人にどれくらいの英語力が必要かは、業界や職種によって異なります。興味のある業界にどれくらいの英語力が必要かを知っておくことで、自分に必要な英語力を養う勉強方法を知ることができ、グローバル求人へのキャリア形成や転職を有利に進められるでしょう。この記事では、グローバル求人への応募に必要な英語力はどれくらいなのかを、業界別に解説していきます。英語力を高める方法も紹介しているので、英語力に不安を抱えている人もご安心ください。


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グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?

グローバル企業で働く日本人


グローバル求人にどれくらいの英語力が必要かは働きたい業界や職種によって異なるため、必要な英語力は一概には言えません。そこでグローバル求人に応募するのに必要な英語力に一定の基準を設けて、以下のように分類しました。

  1. 挨拶レベル:挨拶や簡単な受け答えができる
  2. 日常会話レベル:中学卒業程度の文法や語彙力を使って日常会話や簡単な接客ができる
  3. ビジネス会話レベル:ビジネスで必要となる簡単な会議や自分の意見を英語で主張できる
  4. 専門英語レベル:従事している仕事を英語で運用できる
  5. 通訳レベル:専門英語をリアルタイムに応答できる
  6. ネイティブレベル:ネイティブと同じ語彙力を使いこなせる
  7. インテリネイティブレベル:どんな話題でもネイティブとディスカッションできる

参考:【正しくはコレ】「日常会話、ビジネス、ネイティブレベル」と英語力を3段階で分けるのは間違い/黒坂岳央の“超”英語ブログ


この記事では、この分類を使って英語力がどれくらいかを伝えていきます。


グローバル求人に応募する際に英語レベルを測る方法

TOEIC


グローバル求人に応募する前に、自分の英語力がどれくらいかを知っておく必要があります。自分の英語力がどれくらいかを確認するには、以下の4つの方法があります。


  • TOEIC
  • 英検
  • CEFR
  • 国際英検


それぞれの試験について詳しく解説します。


英語力がどれくらいかを測る方法①|TOEIC

TOEICは、ビジネスシーンや日常生活における英語でのコミュニケーション能力を測定するためのテストです。日本ではポピュラーな英語力の測定テストであり、求人や昇格の要項にTOEICの必要点数を提示している企業も少なくありません。世界160ヶ国で実施されていますが、主に使われているのは日本を始めとするアジア各国がメインです。

参考:TOEIC® Programの特長/TOEIC


英語力がどれくらいかを測る方法②|英検


英検は、日本英語検定協会が実施している英語の技能検定です。1〜5級まで合計7つの級があり、受験者は級を選んで受験します。テストには、日常生活からアカデミック、ビジネスなどの内容が含まれており、日常会話からビジネスシーンまで幅広く対応するコミュニケーション能力を測ることができます。

参考:各級の審査基準/英検


英語力がどれくらいかを測る方法③|CEFR

CEFR C2


CEFR(セファール)は、ヨーロッパを中心に世界中で導入されている外国語力を測る国際的な指標です。英語をはじめ、ドイツ語やフランス語、中国語、日本語など全40ヶ国にわたり参考枠が提供されています。外国語の4技能(読む、聞く、書く、話す)の習熟度および運用能力を「C2」~「A1」までの6段階で評価するのが特徴で、それぞれの英語レベルはTOEICなどに換算することもできます。

参考:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)/IELTS


英語力がどれくらいかを測る方法④|国際英検


国際英検は1981年にスタートした英語検定で、正式名称は「国際連合公用語英語検定試験」と言います。試験は年に2回実施され、中学生以上であれば誰でも受験が可能です。受験級は特A級〜E級の6レベルあり、コミュニケーション能力を重視しているためリスニング問題の比重が多くなっています。日本英語検定協会の英検が学問の英語である一方国連英検は国際社会の英語のため、グローバル人材に向いている英語力を測る方法だと言えます。

参考:国連英検ってどんな資格?TOEIC・英検との違いは?簡単にわかりやすく解説!/TORAIZ


グローバル求人に応募するのに必要な英語力はどれくらい?

グローバル企業でのWebミーティング


グローバル求人に応募するためにどれくらいの英語力が必要かは、業界や職種によって異なります。ここからは、以下の業界で働く際に必要な英語力がどれくらいかを見ていきましょう。


  • IT業界
  • 飲食業界
  • ホテル業界
  • 商社業界
  • 人材業界


グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「IT業界」の場合

「IT業界」では、ビジネス会話レベル以上の英語力が必要になります。外資系や海外に進出しているIT企業の場合は、700〜850点以上のTOIECのスコアが求められます。IT企業ではエンジニアの外国人比率が高まっており、海外に開発を外注するオフショア開発が盛んとなっています。海外のメンバーと協力するプロジェクトに参加したり、外国人をマネジメントする立場の職に就いたりする場合には、さらに高い英語力やコミュニケーション能力が必要です。

参考:3倍に増えた外国人ITエンジニアの背景や採用状況を解説/G Talent Blog

グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「飲食業界」の場合


近年日本はインバウンド観光客が増加しており、外国人観光客が訪れる観光地では英語力があるスタッフの需要が高いです。しかし、飲食業界では外国人と接する場合でも簡単な会話しか交わさないため、TOEICの点数が400〜600点程度の日常会話レベルの英語力があれば問題ありません。ただし、海外に出向き食品を輸入するバイヤーや新商品開発のために海外視察する仕事の場合はビジネス会話レベルの英語力が求められます。飲食店が海外進出し現地の店舗で外国人スタッフをマネジメントする立場になった場合は、日常会話レベル以上の英語でのコミュニケーション能力が必要です。

参考:海外進出する飲食店は英語などの語学力アップが必要な理由/LIBERTY


グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「ホテル業界」の場合


飲食業界同様、インバウンド観光客が多いホテル業界でも英語力の需要は高まっています。特に外国人利用者の多いラグジュアリーホテルやリゾートホテルでは、求人時に高いTOEICスコアや英語でのコミュニケーション能力が問われることも少なくありません。外資系のホテルに就職すると、顧客だけでなく取引先やグループ会社が外国人の可能性もあります。その場合は、ビジネスレベル以上の英語力が必要です。

参考:ホテルで働くには英語力が必要?/京都ホテル観光ブライダル専門学校


グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「商社業界」の場合

IT企業でnativeと会話する男性


商社の取引先や顧客は海外企業である可能性も高く、ビジネス会話レベルの英語力が必須です。専門的な商材を扱う場合は、専門英語レベルの英語力が必要なシーンもあるでしょう。買い付けやデイベート、交渉など多種多様な場面で英語を使うため、さまざまなシーンにおける専門的な英語を理解しておく必要があります。

参考:商社で必要な英語力とは? TOEIC®スコアの目安など解説!/PRESENCE


グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「人材業界」の場合

グローバル環境の人材業界企業で働く場合、外国人と関わる機会が多くなります。そのため、ビジネス会話レベルから専門英語レベルの英語力があれば安心です。人材業界は外資系の企業が多く、一緒に働くメンバーが外国人である可能性もあります。

グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「金融企業」の場合

人材業界のnativeの女性との握手


金融業界は、国内にとどまる企業か外資系の金融系企業に就職するかによって、どれくらいの英語力が必要かが異なります。近年では、人口減少などの影響で国内のマーケットのみでビジネスを行うことが難しくなってきているため、高い英語力を有していることで転職や就職に有利となる可能性が高いです。国内にある企業の場合、英語力はTOEICは600点以上が目安のビジネス会話レベル以上を目指しましょう。外資系の金融企業の場合は、専門英語レベルの英語力が求められます。

参考:英語は必要か?/ANTELOPE

グローバル求人に応募する際に必要な英語力はどれくらい?|「メーカー業界」の場合


メーカー業界の場合、仕事内容によっては高い英語力が求められるケースがあります。近年では日本のメーカーの生産拠点が海外にシフトしているため、生産工程の開発や整備の方法、部品管理のノウハウを現地の工場に根付かせるためにコミュニケーションが必要になります。現地とのやり取りをするスタッフは、日々英語でコミュニケーションをとらなければなりません。海外工場の管理者と英語でミーティングをする場面もあるため、英語力は必須です。このような職を目指す場合には、TOEIC600点以上のTOEIC600点以上の英語力が必要です。

参考:メーカー営業に英語力は必要か? 【大手はないと入社不可】/お仕事リョクシン


グローバル求人への応募に必要な英語力を得るための勉強法

グローバル企業で働く女性たち


ここからは、グローバル求人に応募するために必要な英語力を養うための勉強法を紹介します。まずは自分の英語力がどれくらいかを確かめ、気になる求人と英語力に差がある場合は以下の勉強を試してみてください。


  • 座学で英語の基礎を学ぶ
  • 英会話スクールに通う
  • 英語を日常生活に取り入れる
  • 海外ビジネス研修に参加する
  • 海外大学に留学する

座学で英語の基礎を学ぶ

英語力がどれくらいか確認したあと、予想以上に低かった場合は基礎が固まっていない可能性があります。英単語を覚え文法を勉強し直すことで、日常会話やビジネス英語に使える基礎を学び直せます。義務教育で学習した範囲を復習するだけでも、仕事で役立つ英語の土台ができるので、基礎に不安がある人は座学で英語の基礎をしっかり学び直しましょう。基本的な文法の学習方法については、こちらの記事をご参考ください。


▼英会話に必要な基本の文法を解説!中学英語の復習ができる/Bizmates Blog


英会話スクールに通う


英語の知識があったとしても、それを実践できなければ意味がありません。仕事でコミュニケーションを測るための英語力を身につけるには、実際に英会話を行うことが重要です。英会話スクールでは、ネイティブや英語が流暢な講師と英語を話すことができます。英会話スクールに通う時間がない人は、オンライン英会話もおすすめです。利便性が高く毎日の学習がしやすいのが特徴で、予習・復習のデータが残るので自主学習しやすいといった特徴があります。

参考:オンライン英会話の効果と5つのメリットとは?/Bizmates Blog


英語を日常生活に取り入れる


英語力を高めたいなら、日頃から英語で考える癖をつけることも重要です。英語で日記を書いたり英語で独り言を言ったりするなど、普段は日本語で行っていることを英語に変換してみましょう。そうすることで、日常的に英語に触れることができます。映画を見る際も、洋画を選んで英語音声で見てみてください。慣れたら英語字幕に変えると、楽しみながら英語を学ぶことにつながります。このように普段から意識的に英語に触れることで、どれくらいの英語力の人であっても英語に対する苦手意識が薄れ、英語を楽しみながら使うことができるでしょう。

参考:英語日記による4つの学習効果と2つのメリット|書き方のポイント・例文も紹介!/Bizmates Blog


海外ビジネス研修に参加する


英語力がどれくらい高くても、ビジネスシーンで活用できなければ意味がないですよね。そこでおすすめなのが、海外のビジネス研修に参加することです。企業によっては、海外へ研修に行けるプログラムやインセンティブがあります。たとえば、分析・計測機器の総合メーカーである株式会社堀場製作所では、本社にいる各部門の若手従業員を海外に派遣し、国際感覚を養ってもらうための海外研修制度が設けられています。


海外でビジネスの研修を受けることはビジネス英語の習得だけではなく、キャリア形成や将来の転職活動、年収アップのために貴重な経験となるでしょう。企業選びに迷っている人は、このような研修制度がある企業を選ぶのも一つの手段です。

参考:堀場製作所/産労総合研究所

グローバル求人にどれくらいの英語力が必要かは業界によって異なる

パソコンで検索する人の手元


グローバル求人に応募する際にどれくらいの英語力が必要かは業界によって異なり、同じ業界でも職種や環境によって求められる英語力は変わります。自分が目指すキャリアに合ったレベルの英語力を習得できるように努力することで、グローバルな環境で働ける目標が達成できるでしょう。今回紹介した英語力を養う方法を参考に、英語力をつけてグローバル求人への転職を成功させましょう。


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