外国人エンジニア向け!履歴書・職務経歴書の書き方

日本企業に就職・転職できるかは、応募書類にかかっているといっても過言ではありません。日本の大手人材紹介会社マイナビエージェントによると、書類選考の通過率は平均30%。採用担当者と直接会う前に、半数以上が審査に落ちています。

書類審査に落ちる原因は、

  • 書類に不備がある
  • 他求職者と比較した採用メリットが不明確
  • 熱意が伝わらない

などが考えられます。

とはいっても言語・文化の壁があるなかで、書類の記入ルールなどわからないことが多く不安な方も多いのではないでしょうか。

本記事では応募書類の基礎知識から、書類の記入ルール・書き方までを徹底解説します。念入りに準備して、ぜひ日本での就職・転職チャンスをつかんでください。


目次


応募書類には「履歴書」と「職務履歴書」がある

日本企業に応募する際に必要なのは、「履歴書」と「職務経歴書」の2種類です。

履歴書とは

住所、生年月日などの個人情報から学歴・職歴、自己PRや志望動機など求職者に関する情報が記載されています。応募人物の人柄や熱意など、求職者がどんな人物か確認するために使われます。

履歴書には大きく分けて、「基本情報」「学歴・職歴」「免許・資格」「自己PR・志望動機」「本人希望欄」の5つが含まれます。なかでも自己PRと志望動機は、採用可否に大きく影響します。

外国人ITエンジニア向け!履歴書の書き方マニュアルはコチラ

職務経歴書

職務経歴書は求職者の職歴が詳しく書かれた書類です。これまで働いた企業・職種、身に着けたスキルなどが記載されています。

職務経歴書は「職務概要」や就職先企業名・事業内容・職種・身に着けたスキルなどを含む「職務経歴」、「資格・免許」「スキル」「自己PR」「志望動機」などで構成されます。

どの書類が必要かは企業により異なります。履歴書と職務経歴書の両方が必要であったり、どちらか片方のみで良い場合もありますので、応募前に募集要項を確認しましょう。

応募書類の書き方のルール

履歴書の画像


履歴書や職務経歴書などを含む正式な書類には、いくつか書き方のルールがあります。

  • 語尾は「ですます調」で書く
  • すべての項目を記入する
  • 誤字・脱字をしない
  • 手書き書類は、間違えたら書き直す
  • 数字は横書きなら算用数字を使い、縦書きなら漢字で書く

数字の書き方は少しややこしいかもしれません。例えば、履歴書の基本情報に記入する数字は横書きなので算用数字を使います。送付用の封筒に記入する宛先は、縦書きなので漢字で書きますどうかは。

書式の正しさは採用合否にも影響しますので、ミスがないようにしましょう。また、書類のテンプレートが備わっている求人サイトもあります。ご自身の強みを採用担当者に最大限伝えるために、積極的に活用しましょう。

履歴書・職務経歴書の基礎知識

履歴書・職務経歴書をつくるときに知っておくべき基礎知識をご紹介します。

履歴書・職務経歴書はどこで買う?

最近はパソコンで作成しオンラインで提出する企業が多くなっています。その場合は、wordやエクセルのフォーマットで問題ありません。手書きの履歴書を求められた場合は、コンビニや書店、スーパーマーケットや100円均一ショップで購入できます。

履歴書・職務経歴書に適した写真とは?

3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。横3cm×縦4cmのものを用意しましょう。服装はスーツがのぞましく、前髪が目にかかったりメイクが濃すぎるのはNGです。表情は、歯を見せずに少し微笑む程度がよいとされます。

撮影には、駅前やスーパー・コンビニの駐車場などに設置されている撮影機が使用されます。費用は500~800円程度です。またアプリを使って写真を撮り、コンビニで印刷するのも便利です。写真の画質が悪ければ写真機を利用しましょう。

ふりがなとは?

名前や住所の上には「ふりがな」の記入欄があります。ふりがなは漢字で書かれた名前などの読み方を明確にするためのものです。

記入欄に「ふりがな」とひらがなで記載があればひらがなで、「フリガナ」ならカタカナで記入します。アルファベットの名前の方でも、同様にご自身の名前の読み方を記載します。

自己PRとは?

自己PRとは自分の強みや得意分野、熱意をアピールする文章です。「Personal Statement」に近しいものです。

日本の大手人材会社リクナビNEXTの調査によると、日本企業の中途採用担当者は、書類選考で自己PRを最も重視しています。

書類選考の合否を大きく分ける自己PRですが、一体何を書けばいいのかと戸惑う外国人ITエンジニアの方も多いのではないでしょうか。

自己PRを書くときに大切なのは、「企業リサーチ」「具体性」「独自性」です。採用担当者へのアンケートによると、書類選考を突破する書類には

  • これまでの経験をどう活かせるか書かれている
  • 自分なりの言葉で書かれている
  • 将来の夢や転職の目的が明確

という特徴があります。

まずは応募先企業の事業・サービス・求人内容から、企業が「求める人物像」を明確化しましょう。企業理念や経営戦略を確認するのも有効です。

企業が「求める人物像」が明確になったら、応募企業でのご自身のスキルの活かし方や就職後に何を実現したいかを、具体的に書きましょう。


外国人ITエンジニア向け!履歴書・職務経歴書の書き方まとめ

リサーチのイメージ画像

選考を突破するために正しい書式で、履歴書や職務履歴書を記載しましょう。書類に特有な敬語表現なども、作成前におさらいしておくのがおすすめです。

近年日本では採用方法が多様化しており、履歴書や職務経歴書を簡単につくれるオンライン求人プラットフォームやカジュアル面談などが盛ん利用されています。ご自身の能力をより少ない労力で伝えられる求人プラットフォームや紹介サービスをぜひ探してみてください。

GitTapはハイスキル外国人ITエンジニアに特化した、求人プラットフォームです。高いスキルが求められ条件が良い案件が豊富にそろっているのが特徴です。プロフィールを登録しておくだけで、採用担当者からスカウトを受けることもできます。ユーザー登録は無料となっておりますので、どんな求人が掲載されているかまずは見に来てみてください。


The post 外国人エンジニア向け!履歴書・職務経歴書の書き方 first appeared on GitTap BLOG.