外国人ITエンジニア向け!職務経歴書の書き方

職務経歴書は、外国人ITエンジニアの採用で非常に重要です。一方で、日本企業における書類審査の平均通過率は30%前後。応募者の75%以上を不合格とする企業も多くなっています。

厳しい書類選考を突破するには「正しい書式」で「日本企業の採用担当者が重視するポイント」を踏まえた職務経歴書を書く必要があります。文化・言語の壁がある外国人ITエンジニアにとって楽な作業ではありません。

本記事では外国人ITエンジニアの方に向け職務経歴書の基礎知識から、項目別の書き方までわかりやすく解説します。

※参照:【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?(https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naiteisha )

目次


職務経歴書とは

職務経歴書全体画像

これまでの経験やスキルを記入する書類です。「職務要約」「活かせる経験・知識・技術」「技術スキル」「職務経歴」「資格」「自己PR」の5項目を含むレイアウトが多くなっています。

履歴書と比べてレイアウトの自由度が高いのも特徴です。企業や職種に合わせて、記載内容や項目の順番を調整しましょう。

職務経歴書なんでもQ&A

履歴書と職務経歴書はどう違う?

履歴書は、求職者がどんな人物か判断するための書類です。求職者のプロフィールや学歴・職歴、自己PRや志望動機などが含まれます。一方で、職務経歴書は求職者の職歴(経験・スキル)に特化しています。応募職種への適合性や所持スキルを確認するのに使われます。

外国人ITエンジニア向け!履歴書の書き方はコチラ

PC作成と手書きどちらがいい?

職務経歴書は、PCまたは手書きのどちらでも作成できます。昔は手書きの書類が好まれる場合もありましたが、現在はPC作成が一般的になりました。基本的にはPCで作成した書類で大丈夫です。

職務経歴書はどこで買う?

WordやExcelを使って作成できます。またGoogleで「職務経歴書 フォーマット」などと検索すると、無料で使えるテンプレートがたくさん出てくるので、それらを使うと手軽に作成できます。手書き用の職務経歴書は、スーパーマーケットやコンビニ、書店で購入できます。

職務経歴書の書き方のポイント

審査に通過しやすいのは、「これまでの経験を応募職種にどう活かすのか」書かれている職務経歴書です。採用担当者は求職者のスキルと職種のマッチ度や、求職者の仕事への取り組み姿勢を見ています。求人情報を丁寧に調べ、自分の経験をどう活かすのか具体的に記載しましょう。

多くの日本企業は入社してくれた方に安定的に働いてもらいたいと考えています。そのため採用で求職者が長期間働いてくれるか重視する企業も多くなっています。転職を繰り返した期間がある方は、理由を添えておくと良いでしょう。

ここからは、各項目別に職務経歴書の詳しい書き方を見ていきます。応募書類の一般的な書き方のルールは下記記事で解説していますので、よろしければご参考ください。

応募書類(履歴書・職務経歴書)の一般的な書き方のルールはコチラ 

A. 職務概要

これまで経験した仕事を3~4行で簡潔に解説します。採用担当者の興味を一瞬で引ける内容にしましょう。成果や実績、日本での就業経験や日本語能力試験などの語学スキルにふれるのもおすすめです。

B. 活かせる経験・知識・技術

応募職種に活かせるスキルや経験を4~5個、箇条書きにします。企業・求人内容を丁寧に確認して、採用担当者が重視する項目を書きましょう。具体的な記述であることも重要です。年数や開発言語名などを添えると説得力が増します。

開発技術以外のコミュニケーション能力や日本企業で働いた経験、ビジネスマナーなども採用担当者へのアピールポイントとなります。

C. 技術スキル

OS・言語・DBなど業務に関するテクニカルスキルを具体的に記述します。スキル名と経験年数を記載しましょう。

D. 職務経歴

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在籍した会社ごとに記載します。まず①在籍年数と企業名、②事業内容や従業員数などの企業情報、③所属した部署を表外に記載します。

次に職務の詳細を表内に書きます。職務内容欄(⑤)に書く内容は、ご自身で柔軟に変更できます。記載内容の一例として、業務内容やプロジェクトの期間、成果・実績、担当した開発フェーズやプロジェクト環境などがあります。④には、職務に就いていた年月を書きましょう。

E. 資格

ITや語学に関する資格を正式名称で記載します。資格名の右側には、取得日も記入しましょう。

日本企業は資格を好む傾向にあります。持っている資格はすべて記入するのをおすすめします。

F. 自己PR

採用担当者が履歴書に特に重視する自己PR・志望動機。職務経歴書ではあくまで補足的な役割を果たします。職務経歴で書いた内容のうち特にアピールしたいポイントや、書ききれなかった内容を追記しておくとよいでしょう。文量は3行前後で十分です。自己PRは履歴書の選考に非常に重要です。ぜひポイントをつかんで採用の強い武器となる履歴書を作成してください。

外国人ITエンジニアの職務経歴書の書き方マニュアルまとめ

エンジニアの画像

外国人エンジニア向け!履歴書・職務経歴書の書き方」で解説したように、応募書類には多くの書式ルールがあります。丁寧に調べて書式ミスがないようにしましょう。

採用担当者が職務経歴書で確認したいのは「求職者が経験・スキルを用いて、自社にどう貢献するか」です。事実の羅列ではなく、ご自身の経験・スキルを応募する企業でどう活かすか具体的に書く必要があります。

また外国人ITエンジニアのなかには、スキル・経験・モチベーションには自信があっても、日本流の書類選考に苦戦されている方がいらっしゃるかもしれません。

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