2024/6/10
「志望動機」の答え方-日本の面接マニュアル-
日本企業の面接では「志望動機」が非常に重視されます。ほぼすべての面接で質問されるポイントといっても過言ではありません。では、なぜ日本企業は「志望動機」を重視するのでしょうか?
日本企業の面接官は「志望動機」の回答を通して、候補者がどんな人か?自分たちの会社と価値観が合うか?すぐに退職せずに長く働いてくれるか?、などを判断しています。
多くの日本企業は、採用した人材にできるだけ長く安定的に働いてもらいたいと考えています。会社を発展させていくためには「人材が非常に大切だ」という価値観が強いためです。そのため面接では、候補者の人柄や価値観、それらが自分の会社とマッチするかを詳しく確認しようとします。
その企業に応募した理由があいまいだったり、会社への貢献を考えずに自分の利益ばかりを考えていると、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。逆に、志望理由の質問に対してポジティブな答えを話せると、面接の評価は大きく高まります。面接には、志望動機の答え方をしっかりと準備した上でのぞみましょう。
本記事では志望動機の回答方法を、面接官のチェックポイントとともに解説します。ぜひ念入りに準備して、日本での就職・転職を成功させましょう。
目次
面接官のチェックポイント~志望動機編~
すぐに辞めないか
面接官は志望動機を通して、候補者がすぐに辞める人物でないかを確認します。思いつきの転職ではなく、キャリアに真剣に向き合ったうえでの転職だと面接官に伝えましょう。
日本企業は「すぐに辞める人材」を避ける傾向にあります。安定的な雇用を生み出すために、企業は従業員に多額の投資をします。面接官は、投資額を上回る利益を生み出す人材を採用する必要があるのです。
ご自身の能力を正しく理解してもらうためにも、転職の意図を具体的に説明しましょう。キャリアを自律的に設計し行動できる人材だと、面接官に理解してもらうのが大切です。
How to answer “reasons for leaving your last job” in Japanese job interviews
ロイヤリティ
安定雇用を重視する日本企業では、応募企業へのロイヤリティも重視されます。「なぜ応募企業なのか」を面接官に伝えましょう。他の企業にもあてはまる内容や、あいまいな志望動機はNGです。
面接官の印象に残る志望動機には、企業リサーチが欠かせません。最低限、応募企業のビジョン・事業・サービスは調べておきましょう。余裕があれば、代表者ブログやIR情報などを見ておくのもおすすめです。企業が今後力を入れていく事業とご自身のキャリアプランを踏まえた志望動機は、説得力があります。
ミスマッチを防ぐ
面接は企業の求める人材と候補者が求める仕事に齟齬がないか、確認する場でもあります。応募企業で何を成し遂げたいのか、自分の経験・スキルを踏まえて具体的に伝えましょう。面接官と積極的にコミュニケーションを取れば、ご自身にとっても企業にとっても満足度の高い採用になります。
最近はミスマッチを防ぐための「カジュアル面談」も盛んです。カジュアル面談とは、担当者と直接話して応募企業への理解を深めるミーティングです。外国人ITエンジニア専用求人サイト「GitTap」をはじめ、カジュアル面談機能がそなわった求人サイトも増えています。
志望動機の答え方のポイント
ここでは面接官のチェックポイントを踏まえ、志望動機の答え方を解説します。
応募企業で何を成し遂げたいか
面接官は、候補者のキャリアビジョンを知りたいと思っています。企業が求める人材と候補者がイメージする仕事に齟齬がないか確認し、採用後のミスマッチを防止するためです。
面接では「仕事を通して、どう企業に貢献したいか」や「ご自身のキャリアプランのなかで、応募求人が重要な理由」を明確に伝えましょう。
企業リサーチは念入りに
面接官は、候補者が「なぜ自社で働きたいのか」を確認しています。どんな企業にもあてはまる志望動機はNGです。
面接前には、必ず企業リサーチを行います。仕事内容や事業内容、企業のビジョンを最低限知っておきたい項目です。他にも事業の強み・弱み、経営方針、社風、評価制度などを調べておきましょう。企業を多角的に理解したうえで、自分がその企業に惹かれた理由を伝えるのが大切です。
積極性を感じられる表情・声
日本企業の面接では、第一印象が重視される傾向にあります。話す内容だけでなく、表情や声の大きさ・トーンにも気を配りましょう。
日本語に不安がある方は、本番で表情や声の大きさまで気を配るのは難しいかもしれません。自信をもって伝えられるよう、あらかじめ練習して本番にのぞむのがおすすめです。
「志望動機」の答え方-日本の面接マニュアル-まとめ
日本企業の面接では、志望動機が非常に重視されます。志望動機を伝えるときは、面接官のチェックポイントをおさえて回答しましょう。
面接官は、候補者の人柄や価値観、それらが自分の会社とマッチするかを確認しています。様々な企業にあてはまる、曖昧な理由はNGです。面接官に「なぜ応募企業なのか」が明確に伝わるようにしましょう。そのためには、念入りな企業リサーチも欠かせません。
面接官は、話し方や表情などの第一印象も重視します。面接官と自信をもって話せるよう、準備して本番にのぞみましょう。
外国人ITエンジニアの中には日本語に不安があったり、人柄重視の採用に疑問をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は、スキル重視の採用をしている企業を探してみましょう。
昨今日本では、スキル重視の採用が増えています。大手企業をはじめ、面接に日本語を必要としない企業も多くあります。高いスキルをもつ外国人ITエンジニアにはチャンスが多い状況ですので、ぜひ積極的にスキル重視の求人を探してみてください。
GitTapはハイスキル外国人IT人材に特化した求人サイトです。大手企業をはじめ、高いスキルが必要な求人が多く掲載されています。英語面接が可能な求人も豊富です。
GitTapでは、企業からスカウトを受けられます。日々仕事が忙しい方も、登録しておくだけで、思わぬ転職チャンスをゲットできるかもしません。GitTapへの登録は無料ですので、まずはご自身にあった求人があるか気軽にチェックしてみてくださいね。
また面接のコツをもっと知りたい方は、「外国人ITエンジニア向け!日本企業の面接のポイントとよくある質問集」や「日本特有の面接マナーや立ち居振る舞いを知っておこう!」もご参考ください。
The post 「志望動機」の答え方-日本の面接マニュアル- first appeared on GitTap BLOG.
Latest blogs in Job seeker (IT engineer)
Latest blogs in 求職者向け
Latest blogs in How to use GitTap