外国人ITエンジニアの給与水準はどう決める?相場や給与条件を解説

国内エンジニアの採用がますます困難になる中、外国人ITエンジニアを採用する企業が増えてきています。

しかしまだ国内の採用ノウハウは少なく、採用方法から研修・マネジメントまで不明点が多く悩まれるご担当者様も多いのではないでしょうか。

特に外国人ITエンジニアの給与設定は、日本人社員と同じような水準でいいのか?優秀な外国人ITエンジニアはいくらで採用できるのか?など疑問はつきませんよね。

本記事では、「職種や経験年数別の給与相場」優秀な外国人ITエンジニアを採用するために知っておきたい給与設定の方法を解説します。

【職種別】外国人ITエンジニアの給与相場

外国人ITエンジニアの給与相場は、600万円前後(※)。職種別に見ると、需要が高まっているプロジェクトマネージャーやソフトウェアエンジニアの平均年収が高くなっています。

またエンジニアはスキルを重視して採用されるため、経験年数により年収に差があるのも特徴です。下記では、職種別に年収相場を解説していきます。


プログラマー

プログラマーの平均年収は、300万円~1000万円。開発分野や経験により、年収に差があります。

例えばソフトウェアエンジニアの平均年収を経験年数別に見てみると、10年以上の経験があるソフトウェアエンジニアは670万円、5年以上で580万円、5年未満で450万円、1年未満で390万円となります。

外国人ITエンジニアは、相場額から算出した給与額を重視する傾向にあります。業界の給与相場を踏まえた金額設定がポイントです。5年以上のスキルを求める場合、相場額670万円より高い年収を提示できると優秀な人材を採用できる可能性が高くなります。


システムエンジニア

システムエンジニアの平均年収は300~700万円。経験年数別では5年以上経験があるシステムエンジニアの平均年収が400万円なのに対し、5年未満は290万円。

中途の給与水準が年々増加傾向にあり、プログラマーと同様、経験値により給与差が大きいといえます。


プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーの平均年収は、800万円前後。経験年数が10年未満のプロジェクトリーダーの平均年収が468万円なのに対し、10年以上経験があるプロジェクトリーダーでは622万円となっています。


プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの平均年収は、800万円前後となっています。経験年数別で見ると、10年以上経験があるプロジェクトマネージャーの平均年収が850万円、5年以上で720万円となっています。


また外国人ITエンジニアだけでデータを取れば、平均年収はさらに高いのではないかという意見もあります。


外国人ITエンジニアの技術力の高さ、そして日本企業が「経験豊富でスキルの高いエンジニア」を必要としていることを考慮すると、650~800万円前後を見積もっておくと良いでしょう。

新卒外国人ITエンジニアの給与相場

新卒の画像

新卒で外国人ITエンジニアを採用する際の年収相場は、300~400万円です。日本人の新卒エンジニアの平均年収は、300万円前後。給与自体に大差はないといえます。

しかし外国人ITエンジニアにとって、給与水準の重視度が高いことには留意しておきましょう。

日本の新卒社員は「社風」や「仕事内容」「福利厚生」を重視する傾向にありますが、外国人の新卒社員は「キャリア開発」「研修内容」「給与」を重視しています。

魅力的な給与を提示できれば、優秀な人材を採用できます。一方で給与額で他社と差がつけられずとも、キャリア開発制度や研修が充実していれば、向上心旺盛で優秀な外国人ITエンジニアを採用できる可能性が高くなります。

参照:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000045936.html)

参照:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000060461.html)

外国人ITエンジニアの給与と日本語能力

スキルが高い外国人ITエンジニアでも日本語能力が十分でなく、コストがかかるケースは少なくありません。そのため、給与を低く設定できないか悩まれる企業様も多いようです。

専門的な技術が重視されるエンジニア職では、日本語能力のみを理由として、給与を低水準にするのは難しいようです。

しかし、顧客対応や海外支社と日本本社との連携を主とする職務など、職務内容に応じ柔軟に対応している企業もあります。職務と語学力を照らし合わせ、適切な給与を設定しましょう。

技術力を求める企業ほど日本語力を加味せず高収入で採用

下図は、「外国人ITエンジニアの年収と語学力」の関係を表しています。最も年収が高いのは英語と日本語が流暢な人材、その次に高収入なのは英語が流暢な人材です。

日本語能力と年収に相関が見られないのは、外国人ITエンジニアの技術レベルを重視する企業が多いためです。


現在の採用トレンドは、技術力・ポテンシャルで採用して入社後に研修で語学力を養う方法です。人材不足を受けて即戦力を欲している企業が多く、今後もこの動きは強まると考えられます。

優秀なエンジニアを採用するためには、技術力に対して支払う魅力的な給与額やキャリア開発・研修制度がますます重要となってくるでしょう。

まとめ

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日本企業が「エンジニアの採用時に提示する年収」の平均は、2021年中に7%向上するとされています(※)。外国人ITエンジニアの給与上昇が予測される中、優秀な人材を採用するために適切な給与設定が重要です。

給与に予算を充てるには、採用コストの見直しがカギとなります。これまで主流の採用方法であった人材紹介や求人サイトだけでなく、「ダイレクトリクルーティング」などコストパフォーマンスを重視した採用方法も検討してみましょう。

また給与だけでなく、外国人ITエンジニアにとって魅力的な社内環境を整えるのも効果的です。外国人ITエンジニアが求めていること、そして自社で用意できる条件・環境を照らし合わせて、企業を成長させる優秀な人材を採用しましょう。

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