日本企業でエンジニア職はハイリスク?グローバル企業での仕事もおすすめ

世界のIT化に合わせて、日本国内でもIT化やDX推進の波に乗りエンジニアの需要が急速な高まりを見せています。しかし、「日本企業でエンジニアの仕事をするのはハイリスク」という意見を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。今回は、日本国内で働くエンジニアがハイリスクだと言われる理由や、そのようなリスクを払拭するグローバル企業の仕事について解説していきます。


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日本企業でのエンジニアの仕事がハイリスクと言われる理由

エンジニアと円マークとドルマーク


日本企業でのエンジニアの仕事がハイリスクと言われる理由には、以下の6つが挙げられます。


  1. 労働環境が良くない
  2. エンジニアの地位・待遇が良くない
  3. 結果に対する正当な評価を得られにくい
  4. 非効率なプロセスが改善されにくい
  5. 専門外の業務を強いられる
  6. 多重請負構造になっている


すべての日本企業がこれらに当てはまるわけではありませんが、このようなハイリスクな環境の日本企業が多いのも事実です。それぞれのハイリスクの理由について、詳しく見ていきましょう。


日本でのエンジニア職がハイリスクな理由①|労働環境が良くない

海外の人が日本企業で働くと、残業や意味のない業務、会議の長さなど仕事に対して多くの無駄を感じるという意見が多いです。実際、日本は世界の中でも残業が多く、その割にはほかの国よりも年収が安い企業が多いというデータもあります。そのため、いくら働いてスキルや実績を伸ばしても報われないという、労働環境の悪さがハイリスクの理由の一つとして挙げられます。


さらに日本企業には、年功序列や終身雇用の制度が根付いているのも特徴です。若い優秀なエンジニアであっても、正当な評価を得られない可能性も少なくありません。

参考:日本の労働環境が改善されないのはなぜ?海外と比較してどの程度悪いの?データで見る日本の労働環境/ジョブトラ20s


日本でのエンジニア職がハイリスクな理由②|エンジニアの地位・待遇が良くない

残業するエンジニア


日本では、世界と比べるとエンジニアの地位や待遇があまり高いとは言えません。多くの日本企業では、エンジニアの仕事よりも営業や企画の仕事の立場の方が高いと見なされる傾向があります。一方、アメリカやIT化が進んでいる東南アジアの諸国では、技術系開発への投資が進んでいるためエンジニアの技術や職種へのリスペクトが強いです。優秀なエンジニアであれば、ほかの職種よりもは高待遇のオファーを得られることもあります。

参考:日本のエンジニアは軽視されている?7つの理由と価値を上げる方法を解説/Acrovision


日本でのエンジニア職がハイリスクな理由③|結果に対する正当な評価を得られにくい


実力主義やスキル重視の就業環境がまだまだ根付いていない日本では、仕事で優秀な成績を上げたとしても地位や待遇に反映されないこともハイリスクの原因だとされています。勤続年数や年齢で昇進や昇格が決まる体制や、残業して仕事内容に取り組む方が良いという見方が残っている企業では、その傾向は顕著です。

参考:人事評価の不満要因、圧倒的1位は「基準の不明確さ」48.3% 納得感ある人事評価実現の要は “基準”と“待遇”の仕組み化にあり。/PR TIMES


日本でのエンジニア職がハイリスクな理由④|非効率なプロセスが改善されにくい


日本企業には効率性よりも働いた時間で従業員を評価する制度が残っているため、業務を効率化し残業を減らしてもあまり評価されないケースもリスクの一つです。海外企業では、新しいシステムを考案して効率化をすることで給料やボーナスに反映されることがあります。しかし、変化を好まない日本人にとって業務プロセスは簡単に変えられるものではなく、非効率なプロセスが改善されにくく無駄な仕事や残業が多くなってしまうというリスクが残ります。

参考:日本と海外のエンジニアの違いは?実際に働いている人に聞いてみた/パーソルクロステクノロジー

日本でのエンジニア職がハイリスクな理由⑤|専門外の業務を強いられる

業務に打ち込むエンジニア

社員にさまざまな経験を積ませるジョブ・ローテーションの文化が残っている日本企業では、自分の専門外の業務を行わされるリスクの可能性があります。終身雇用の環境ではジョブ・ローテーション制度は機能していましたが、同じ企業にずっと勤めることが難しくなった現代においては、専門性を高められないことがマイナスになる場合が多いです。

参考:ジョブローテーションが退職につながるケースとは?対策方法を解説/スキルナビ


日本でのエンジニア職がハイリスクな理由⑥|多重請負構造になっている


日本国内にあるIT企業の事業には以下の2種類があります。


  • ユーザ企業:製品やほかのサービスを提供する企業
  • IT企業:ITエンジニアやITサービスを提供する企業


ユーザ企業の割合は約25%、IT企業は残りの75%を占め、IT企業の多くはエンジニアなどのIT人材を大企業に派遣し下請けとしての仕事を獲得しています。その下請けの仕事の多くは多重構造になっており、A社が獲得した仕事をB社に再委託しA社はマージンをもらうといった多重請負構造になっているのが特徴です。

このような状態では、末端で作業するITエンジニアへ支払われる給与が少ないなどの悪い労働環境が続いてしまいます。そのため、日本企業でのエンジニア職はハイリスクであると思われてしまうのです。

参考:日本で働くITエンジニアが抱える「リスク」/フォスターフリーランス


日本のエンジニア職のリスク回避にはグローバル企業での仕事がおすすめ

グローバル企業で働くエンジニア


日本企業でのエンジニア職のリスクを避けるためには、グローバル企業での仕事がおすすめです。多くのグローバル企業は日本企業とは違う仕事の仕方や文化、働き方が根付いているため、日本企業特有のリスクのある仕事とは違った働き方ができます。


日本企業と異なる働き方を求めて、海外での仕事を考える人もいるでしょう。しかし、いきなり海外で仕事をするのもリスクが高いです。そのような人も、まずはグローバル企業で経験を積むことをおすすめします。ここからは、グローバル企業について、グローバル企業でエンジニアとして働くメリットやデメリット、グローバル企業で働くエンジニアに求められるスキルをご紹介します。

グローバル企業とは?

グローバル企業とは、企業が設立された国以外でビジネスを展開している企業のことです。日本を代表するグローバル企業には、自動車メーカーや電気機器メーカー、食品メーカーや衣料ブランドなどさまざまな種類が挙げられます。グローバル企業には、日本人だけでなくほかの国の取引先や顧客と取引ができるようさまざまな国籍の人が働いていることが多いため、日本企業ならではのリスクを避けて仕事をすることができます。近年ではどの業界の仕事であってもエンジニアが必要とされているため、グローバル企業がエンジニアを募集している場合にはぜひ応募してみましょう。


グローバル企業には、日本以外で設立された企業が日本に進出しているケースもあります。その場合、仕事の仕方や風土はさらに日本とはかけ離れていることが多いので、この記事で紹介されている日本企業ならではのリスクを感じることはほとんどないでしょう。

参考:グローバル企業で働くには?東京での求人情報について解説/GitTap


グローバル企業でエンジニアとして働くメリット・デメリット

握手


グローバル企業でエンジニアとして働くには、以下のようなメリット・デメリットが両方あります。


<グローバル企業でエンジアとして働くメリット>

  • 海外赴任で活躍できるチャンスが多い
  • スキルアップのための支援が充実している


<グローバル企業でエンジアとして働くデメリット>

  • 望まない海外赴任を命じられる可能性がある
  • 語学力がないと活躍できない


それぞれの内容を理解し、グローバル企業でのエンジニアの仕事が自分に合っているかを確認しましょう。


グローバル企業で働くメリット①|海外赴任で活躍できるチャンスが多い

海外赴任があることは、グローバル企業で働く大きなメリットの一つです。グローバル企業は世界中に拠点を持っているため、同じ企業に勤めながらさまざまな国で働くチャンスがあります。海外赴任となった場合、赴任手当が支給されたり家賃や光熱費を会社が支給してくれたりとバックアップ体制も充実しています。海外で働き日本とは違う文化や価値観を学びたい人には、グローバル企業で働くことがおすすめです。

参考:国際的な仕事・グローバルな仕事に就くメリットと方法を解説/TENJeeコラム


グローバル企業で働くメリット②|スキルアップのための支援が充実している


グローバル企業では海外赴任の可能性があったり多国籍な人材が働いていたりするため、語学力アップのための研修が充実しているのもメリットの一つです。語学力だけでなく、グローバルマインドの育成研修国際的なビジネスマナー研修海外での契約や人事に対する研修などさまざまな研修が受けられる可能性があります。グローバル企業で働くことで、仕事だけでなく自分自身の能力を伸ばすことにもつながります。

参考:グローバル人材育成研修/insource

グローバル企業で働くデメリット①|望まない海外赴任を命じられる可能性がある


さまざまな国に展開しているグローバル企業の場合、海外赴任を命じられる可能性もあります。家族がいたり海外勤務に興味がなかったりする人にとって、グローバル企業の特徴である海外赴任はデメリットになるでしょう。勤務地や期間を自由に選べるわけではないため、望まない海外赴任を命じられた場合には苦痛に感じてしまうかもしれません。海外赴任先では、異文化の中で働いたり日本語以外の言語を使って働いたりと慣れない環境で過ごすため、環境に馴染めない可能性もあります。

参考:「海外勤務者が多い」トップ200社ランキング/東洋経済オンライン

グローバル企業で働くデメリット②|語学力がないと活躍できない


グローバル企業には海外拠点があるため多国籍な人材が働いており、一定レベル以上の語学力を習得しておく必要があります。一定レベル以上の語学力があることが昇給・昇格の条件になっていることもあるため、グローバル企業では語学力がないと活躍することが難しいです。グローバル企業で働く場合は、仕事に関する専門的な英語力も求められます。

参考:英語ができないと昇進は無理? 英語力の差が生涯年収を大きく左右する時代/ENGLEAD


グローバル企業のエンジニアに求められるスキル

グローバル企業でミーティングするエンジニア


グローバル企業で働きたいエンジニアは、ITの専門性以外に以下の能力が必要になります。


  • 語学力
  • コミュニケーション力
  • 積極性


それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

語学力

グローバル企業で働くのであれば、一定レベル以上の語学力が必要です。特に、世界共通で頻繁に使用される英語は重要視されやすいです。ビジネス英語の試験であるTOEICは入社の際や、昇給・昇格の条件として点数が必要なこともあり、グローバルな環境で働くのであれば700点以上の取得が求められます。一般的な英語のスキルに加え、IT業界の専門用語やビジネス用語も理解できるようにしておきましょう。

参考:グローバル人材にTOEICは必要?現場で求められる資質を解説/Bizmates Blog

コミュニケーション力


グローバルな環境では、ビジネスシーンや日常生活において日本の常識や考え方が通じない場合が多いです。そのため、グローバル企業で働くためには異文化を受け入れ柔軟に対応していく力が必要です。異文化に触れることで、自分が生きてきた文化や価値観について深く考えるきっかけにもなります。

参考:異文化コミュニケーションへの理解を深めよう。グローバル企業に求められる心構えとは?/WeXpats Biz

積極性


日本以外の国では、日本で重んじられてきた謙虚さや寡黙さが良しとはされず、積極的な発言を求められるシーンが多いです。会議で発言がないと興味や参加の意欲がないとみなされてしまうケースもあるので、意見を求められた際には自分の考えを述べるといった積極性を持ちましょう。指示を待つのではなく、自分で考え能動的に動く態度も評価されます。上司に提案や自分の意見を述べるなどし、積極的に仕事に取り組んでいきましょう。

参考:グローバル企業で働きたい!働くメリットや必要なスキルとは?/GitTap


日本企業でのエンジニア職をリスクに感じたらグローバル企業で働こう

グローバル企業で働く人 パソコン


日本でのエンジニア職は、立場の低さや労働環境の悪さといった理由からハイリスクである可能性が高いです。日本と海外では年収や給与、働き方、求められるスキルが異なるため、日本企業でいくら働いてもなかなか報われない可能性がありハイリスクになってしまいます。しかし、いきなり海外で働くこともリスクにつながるため、まずは日本国内のグローバルな企業での仕事がおすすめです。


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