新卒でもグローバルな環境で働ける?必要な英語力や職業例を紹介

英語検定やTOEICなどの英語学習に力を入れてきた方の中には、卒業後に英語が使えるグローバルな環境で働きたいと考える方も多いかもしれません。そこでこの記事ではそのような新卒の方に向けて、グローバルな環境で英語を使って働くメリットや必要となる英語力、グローバルな環境で英語を使って働けるおすすめの職業などを解説します。

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新卒でもグローバルな環境で英語を使って働ける?

そもそもグローバルな環境とは、以下の3つが揃っている職場のことです。

・日本以外の国でもビジネスをしている

・外国籍の人がチームに在籍している

・日本語以外の言語を使う機会がある


英語のスキルを持ち合わせていれば、仕事の経験が無い新卒でも期待値が高いため歓迎されやすいでしょう。国内外問わずさまざまな企業で英語を使う求人は多く見らるため、新卒でもグローバルな環境で英語を役立てて働くことが可能です。


グローバルな環境を掲げる多くの企業では、新卒であっても日本企業より英語力やコミュニケーション能力が求められます。英語のスキルがあれば、即戦力として新卒でもすぐに活躍できるかもしれません。グローバルな環境の求人については、こちらの記事でも詳しく解説しています。


▼【IT・エンジニア求人】英語を活かすグローバル環境求人の定義とは


新卒がグローバルな環境で英語を使って働くメリット

メリット

新卒が世界を相手にするグローバルな環境で働くことは、今まで培ってきた英語という強みが使えるだけでなく以下のようなメリットもあります。

  • 高給で成果主義の可能性が高い
  • 自由な働き方ができる
  • 語学力が向上する
  • 自分の考え方の幅を広げられる

新卒がグローバルな環境で働くメリット①|高給で成果主義の可能性が高い

グローバルな環境の企業では、年齢や性別に限らず新卒であっても能力が高ければ昇給や昇進のチャンスが多いのが特徴です。新卒でも実績を示せば、早期に高い給料や希望する役職が期待できます。成果をあげれば新卒でも高い給料がもらえるため、日系企業で働く同じ新卒の社員よりも高給になる可能性が高いです。ただし、成果を出さなければ給料には反映されません。

参考:一律初任給はもう古い?「新卒エンジニア」採用合戦が激化中。/YAHOOニュース

自由な働き方であることが多い

海外の人は個人主義で物事を考え、私生活を重視する傾向にあります。そのためグローバルな環境の企業では、労働環境においてもフレックス勤務やリモートワークなどある程度自由度が高い環境であることが多いです。ハロウィンやクリスマスの時期には、勤務中に仮装などのイベントを取り入れたり、夏季に長期休暇を取得できたりするなど働き方の自由度は高いことが特徴の一つです。

参考:日本の働き方は時代遅れ。海外との比較と目指すべき働き方を解説/U-boku

語学力が向上する

グローバルな環境の企業では、社内の公用語として英語を採用しているところが多いです。新卒の中には、日常会話レベルの英語は話せてもビジネルレベルの英語力が備わっていない人もいるでしょう。グローバルな環境の企業で働くと仕事をしながらビジネス言語に慣れていけるため、必然的にビジネスレベルの英語力がアップします。

自分の考え方の幅を広げられる

グローバルな環境はさまざまな人種や価値観の人々が一緒に働くため、異なる考え方や視点を学ぶことができる機会が多くあります。仕事のアイデアだけでなく、日本では普及していないようない新しい考え方なども参考になるでしょう。このような思考や行動のことをグローバルマインドと呼び、グローバルマインドが備わっていると海外でも活躍することが可能です。

参考:グローバル人材に必要なグローバルマインドセットの3要素/ハートクエイク


グローバルな環境で働くために必要な英語力

TOEIC


新卒の人がグローバルな環境の企業で働きたい場合、必要な英語力は職業や勤務地などによってさまざまです。ただし多くの企業が最低でもTOEIC700点以上の英語力を求めていると考えておきましょう。

業界別に求められる英語力の目安は、以下のとおりです。


  • 金融業界/800~900点以上(電話での英会話に不安を感じないレベル)
  • メーカー/総合職800~900点以上・事務職700点以上(英語での会議参加、メールのやり取りができるレベル)
  • 商社/国内勤務750点以上・海外勤務850点以上(英語での会議参加、メールのやり取りができるレベル)
  • コンサルティング/850~900点以上(英語力に加え高い学歴も求められる)
  • ホスピタリティ/600~700点以上(スムーズな日常会話ができるレベル)
  • ヘルスケア/600~850点以上(専門用語や最新論文への知識があるレベル)

参考:外資系企業で働くにはTOEICは何点以上求められる?/EnglishLab

特に高い英語力を求められるのは、金銭的なディベートなど英語での複雑なやり取りが必要となる金融業界です。ただし、ヘルスケア業界であっても専門用語などが飛び交うことになりますので、業界ごとに求められる英語力にはそれぞれ特徴があると言えます。新卒は専門的な英語の知識が乏しいため、働きながら覚えていくことが大切です。 


新卒募集あり!英語が使えるグローバルな環境の仕事9選

グローバルな環境で働く人たち

ここからは、新卒におすすめな英語を活かすことができる職業を9つ紹介します。


  • 外資系企業の各職
  • 外資系コンサルタント
  • ツアーコンダクター・ランドオペレーター
  • バイヤー・マーチャンダイザー
  • バイリンガルセクレタリー(秘書)
  • グランドスタッフ
  • キャビンアテンダント
  • 通訳者・翻訳者
  • ITエンジニア


具体的な仕事内容に加え、必要な英語力の目安も解説します。いずれの職業もグローバルな環境であるため、日常的に英語を使うことができるでしょう。

新卒向けの英語が使える仕事①|外資系企業の各職

外資系企業とは海外に本社を置く企業が出資して日本に設立した企業などを指し、金融・商社・医療関連などさまざまな分野があります。仕事内容は業種や職種によって異なり、成果主義の特徴があるため新卒でも様々な種類の仕事を体験できます。


外資系企業では社内の公用語が英語であるところが多いため、日常会話レベルの英語力は必須です。英語力を職種別に見ると、営業や事務ではTOEIC700点以上企画やマーケティングなどでプレゼンテーションやディベートが伴う場合にはそれ以上のスコアが必要となります。興味がある分野の外資系企業を探してみましょう。

参考:【英語を活かせる仕事35種】選び方やレベル、想定年収まで徹底解説/神田外語学院

新卒向けの英語が使える仕事②|外資系コンサルタント

コンサルタントとは、クライアントの課題を明らかにして問題を解決したり企業の業務改善を支援する仕事です。外資系コンサルタントは、外国資本のコンサルティングファームを指します。クライアントが外資系企業であることも多く、コミュニケーションを図るには英語力が欠かせません。専門的なビジネス英語を用いる場面も多いため、TOEIC900点以上の英語力が必要となります。


外資系コンサルタントの大手であるマッキンゼー・アンド・カンパニーなど、特に大手企業であれば新卒を採用している外資系コンサルティングファームは多いです。選考時から英語力が求められるため、英語力に自信がある人には特におすすめの仕事の一つだと言えます。

参考:コンサルタントとは? 仕事内容ややりがい、なり方は?必要な資格・能力は?/エグゼクティブリンク


新卒向けの英語が使える仕事③|ツアーコンダクター・ランドオペレーター

ツアーコンダクターの仕事には、案内・現地スタッフとのやり取り・時間や場所の調整・トラブル時の対処など海外旅行のツアースケジュールの管理など幅広いものがあります。会社によっては顧客が外国人の可能性があるだけでなく、海外旅行中に盗難トラブルなどがあった際には、現地の警察や外資館とやり取りを行う必要があるため、最低でもTOEIC600点以上の英語力は必要です。

ランドオペレーターとは、旅行会社から依頼されてホテルや交通機関の手配を専門的に行う職業です。観光施設やホテルなど費用のかかる予約を確実に手配する必要があるため、TOEIC650点以上の英語力が求められます。ただし、インバウンドがメイン顧客であるツアー会社の場合は、もう少し高い英語力が必要なケースもあります。

参考:ツアーコンダクター/jobtag

新卒向けの英語が使える仕事④|バイヤー・マーチャンダイザー

パソコンでデータ集計したものをチェックする人

バイヤーとは、メーカーや百貨店などで販売する商品の買い付けを行う担当者のことです。マーチャンダイザーとは、予算を立てて商品開発・販売計画・売上動向の分析など総合的に管理を担当する職業です。

海外の商品を扱うブランドで働くと、これらの職業でも英語力が求められます。海外での買い付け時にディベートしたり、予算が絡む交渉時には要求を正確に伝えたりする必要があるからです。TOEICで言うと、700点以上のビジネス英語が実践的に使えるほどの英語力が必要となります。

参考:バイヤーに必要は資格はある? 英語力はどれくらい必要?/キャリアガーデン

新卒向けの英語が使える仕事⑤|バイリンガルセクレタリー(秘書)

日英など2ヶ国語を使い、国内外企業の役員のスケジュール管理や来客対応・出張の手配・会議資料の作成などの秘書業務を行う職業です。通常の秘書と異なる点は、担当役員の通訳や翻訳業務も伴う点が挙げられます。

バイリンガルセクレタリーに求められる英語力は、TOEIC800点以上です。ただし、上司が外国人の場合はそれ以上の英語力が求められることもあります。英語力だけでなく、コミュニケーション能力や一般的な事務能力も求められます。

参考:英語力が必要な秘書「バイリンガルセクレタリー」とは/サイマル・アカデミー

新卒向けの英語が使える仕事⑥|グランドスタッフ

国内外の空港でお客様のチェックイン・搭乗案内・到着後のサポートなどを行う仕事です。遅延や空席待ちなどへの対応が必要となる場面も多く、時間に制限がある中でお客様と英語を使ったやり取りを行うこともあります。

日常会話ができるTOEIC550点以上の英語力が求められますが、外資系のエアラインで働く場合は日常会話ができるレベルの英語力が必要です。研修があるので、新卒や未経験者でも働ける可能性は高いと言えます。

新卒向けの英語が使える仕事⑦|キャビンアテンダント

キャビンアテンダント

旅客機内でドリンク・機内食・機内販売などのサービスや、お客様の保安業務を行う職業です。国際線では、お客様だけでなくクルーに外国人がいることもあります。英語で日常会話や正確な業務連絡ができることを前提として、国内系エアラインではTOEIC600点以上、外資系エアラインでは英語力だけでなく他の言語もできると採用されやすいと言われています。

参考:キャビンアテンダント(CA)に必要な英語力は?語学力を身につける方法/東京ホテル・観光&ホスピタリティ専門学校

新卒向けの英語が使える仕事⑧|通訳者・翻訳者

会議やディベート時の通訳や会議資料の翻訳を行う企業通訳者・翻訳者の場合、求められる英語力の目安はTOEIC800点以上です。海外からの旅行者を観光地に案内して、日本の歴史などを英語で紹介する全国通訳案内士の場合には、さまざまな要望に対応できる英語力としてTOEIC850点以上が求められるだけでなく、全国通訳案内士の資格が必要となります。なお、TOEICの点数が900点以上あれば、全国通訳案内士試験での外国語筆記試験が免除になります。

新卒向けの英語が使える仕事⑨|ITエンジニア

ITエンジニアとはコンピューターを動かすシステムを設計する仕事であり、システムエンジニア・プログラマー・サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアなどさまざまな分野があります。インターネットの普及により世界中と気軽につながることができる現在では、海外進出を踏まえ常に最新情報をチェックしたいと考える企業のニーズから英語力のあるITエンジニアへの求人が増えています

ITエンジニアにとって英語力は必須ではありませんが、グローバルな環境で働くなら社内のスタッフやクライアントとコミュニケーションが取れるレベルであるTOEIC500点以上があれば重宝されるでしょう。英語力があれば、新卒未経験であってもITエンジニアとして働くことが可能です。詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。


▼【IT・エンジニア求人】未経験でも英語スキルがあれば転職で有利?

新卒がグローバルな環境で働ける会社に入社するためのポイント

グローバル企業で楽しく働く女性

目標となる職業を見つけたら、夢を実現させるためにも以下の4つのポイントを押さえておきましょう。


  • 英語力を向上させる
  • 海外経験を増やす
  • インターンシップに参加する
  • 役立つ資格・スキルを取得する


英語力を向上させる

学習して覚えた言語は、実際に使わない期間が長くなると頭から抜けていってしまうものです。そのため英語を使って仕事をしたい場合は、常に英語力を維持+アップさせるように心がける必要があります。

仕事では速読力も必要になり、英語を使って働く場合はリスニング力+ボキャブラリーの数が重要となります。そのため、英文をさらっと読んで要旨を理解する練習や、衛星放送で英語でのニュース番組を英語字幕付きで見る方法がおすすめです。英語学習のモチベーションがあがらないという人は、こちらの記事を参考にしてください。


▼英語学習のモチベーションを維持する方法は?やる気が出ないときの対処法も解説

海外経験を増やす

英語を使えても、価値観や文化の異なる海外の人とコミュニケーションを取れなければ、グローバルな環境では活躍できません。そのため、海外経験が多い方が就職の際で有利になる可能性が高いです。海外経験を増やすことで、実際に英語を使った生活に触れることができ、英語力だけでなくコミニュケーション能力や異文化への理解度、人としての経験値などが上がるでしょう。旅行でも良いですが、短期留学などで実際に現地に住むのがおすすめです。短期間であっても常に英語に触れることで、英語の上達につながります。

参考:英語が短期間で上達する秘訣は「英語を生活の一部」にすること/Bizmates Blog

インターンシップに参加する

海外のインターンシップに参加する女性

インターンシップとは、在学中に気になる企業で職業訓練することです。英語を使っての業務を経験することができる海外インターンシップやビジネス研修をすることで、実際にグローバルな環境で英語を使って働くことを経験できます。期間は1~2週間程度、ハワイやベトナムなど観光地での旅行客案内やガイドブック作成といったインターンもあるため、語学力+コミュニケーション力のアップにもつながるでしょう。

参考:優秀な学生に話題の「インターンシップ」とは?参加する目的や意味・給料体系など全てを解説します!/Infraインターン

役立つ資格・スキルを取得する

目標とする職業で求められるTOEICスコアを取ったり、全国通訳案内士やITエンジニア関係の資格を取得したりすることも、確実に夢へ近づける方法のひとつです。時間を有効活用して、資格取得やスキルアップに励みましょう。必須資格ではなくても、それぞれの職業にはさまざまな活かせる資格も存在します。業界研究を入念に行い、グローバルな環境ですぐに活躍できる事前準備をしておくことが重要です。


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新卒でもグローバルな環境で働ける!英語を使って世界で活躍しよう

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