2024/6/7
VR/ARビジネスが熱い!エンジニア求人1400%増の理由と業界領域を解説!
IT化が進むにつれ、娯楽はますます多様になり、VRやAR業界は盛り上がりを見せています。FacebookとAppleはそれぞれ1000人以上の従業員をARやVRの取り組みに割り当てているなど、ますますAR・VRは社会での重要性を高めています。
「VR・ARの定義を知りたい」「VR/AR業界の現状と将来性を知りたい」「VR/ARエンジニアに興味がある」という方にぜひ読んでいただきたい 記事となっております。
この記事でわかること
まず、ARやVRが何なのか、定義から見ていきます。
用語解説
ARゲームの代表作といえばポケモンGOですよね。カメラを通して現実世界にポケモンが存在するかのよな世界観を味わうことができます。またInstagramのフィルターにもARを導入しており動画撮影の幅はますます広がりを見せています。
VR/ARエンジニア需要の高まり
そんなVR/ARに関わるエンジニアの需要は年々高まっています。求人サイト「Hired」が作成したソフトウェアエンジニアに関するレポートによると、2019年の1年間でAR/VRエンジニアの求人数は2018年から14倍にも伸びています。グラフからお分かりいただけるように、圧倒的な急増率です。たった1年で1400%まで需要が拡大するIT系の職種は近年他にはないのではないでしょうか。
VR/ARの多様なビジネス領域
こんなにもエンジニアの求人が増えているのは、VR/ARがエンタメ業界だけではなく様々なビジネス領域で市場を広げているからなのです。そんなVR/ARの可能性と、ビジネスでの領域をhttps://bit.ly/3bawpAm参考に見ていきます。
1.小売
VR/ARは買う前のシミュレーションや仮想試着、商品カスタマイズを可能にしました。VRゴーグルを使用することで店舗に足を運ばなくてもバーチャル空間の店舗で買い物を楽しむことができます。家具を販売するIKEAでは、自分の部屋をカメラに映すことで家具を配置できたり、バーチャル空間でキッチンを歩くことができるアプリを開発しました。この様なサービスは購入前の検討材料になり、販売促進に繋がります。
2.軍事/防衛
VR/ARは、シミュレーション環境の構築に使用され、軍の訓練や行動の最適化に用いられています。アメリカ国家地理空間情報局が検討している活用法は、爆撃等の危機的状況にあった際、その時の状況や環境を、遠隔地の人員とバーチャルに共有することです。人員配置や危機管理戦略の計画に役立つとされています。
3.イベントと会議
これまでのオンライン会議では補えなかった表情や視線、身振り手振り、臨場感をVR会議は可能にしてくれます。これは作られた同一の空間を共有することで、対面を置き換えたような状況を作り出します。また遠隔からの参加を可能にするため、より多くの観衆をイベントに招くことができます。今後オンラインによるコミュニケーションが新しいフェーズを迎えるかもしれません。
参照: https://www.sumave.com/20200721_18761/
4.マーケティングと広告
身近なARマーケティングと言えば、InstagramのARフィルター。企業は写真を撮りたくなるようなゲーム性のあるエフェクト、工夫を凝らしたフィルターを作成しています。これは利用者に楽しみを提供するほか、結果としてその写真が投稿されることで拡散効果を生むため様々な企業が参入しています。
5.法執行機関・警察
軍隊と同様に警察は視覚、聴覚、物理的刺激を使用したシミュレーションシナリオを活用し訓練を行っています。仮想訓練環境内でも、訓練生と登場人物のやり取りは激化させたり、収束させることもできるため、判断力や決断力の育成に繋がります。VR/ARトレーニングは実際の場面において、警察のストレスへの影響を理解、管理するにも役立つ可能性があります。
6.採用、タレントマネジメント、人事
VR会議と同じ用途で、VRを使用した採用はあらゆる業界で普及する可能性を秘めています。実際に、英国銀行大手のロイズバンキンググループは、インターンシッププログラムの候補者の評価にVRを用いりました。VR機器の普及は、リモート勤務者と出社勤務者がより効果的に交流できるようになり、チームの関係性を強化し、離職率を下げることができる可能性があります。カルチャーフィットを実現する上でVRはより重要な要素になっていくかもしれません。
7.製造およびロジスティクス
ARは、ゴーグルによって個人の現実世界の視点の上にホログラフィック画像を重ね合わせることが可能です。ゴーグルを用いれば、大型機械や特殊な装置の操作方法など、専門的な知識を簡単に遠隔から伝達することができます。これはどの業界においても技術者に役立つ可能性を秘めています。人手不足を解消し、専門家育成を行える革新的な技術です。
ttps://xr-hub.com/archives/652
8.ヘルスケアと医療
7で取り上げたARの教育的利用は医療教育でも広がっています。ARは手術のシミュレーションや遠隔医療に活用されます。遠隔地にいる専門医が現地の執刀医と視界を共有し、ARを使って患者の切開箇所などを指示し、現地にいる執刀医はそれをもとに手術を行うことができるのです。また、多くの企業が可視化された患者の健康情報をカスタマイズできるアプリの提供を試みています。
9.ジャーナリズムとメディア発信
メディア業界でもVRの導入は始まっています。発行部数100万部を超えるアメリカの日刊新聞『ニューヨーク・タイムズ』はNYTVRというVRアプリを通して、リアルにニュースを体感することができるサービスを提供しています。Android版とiOS版アプリが無料で公開されている他、ウェブ上でも視聴することができます。CNNもバーチャルリアリティを使って初の民主党大統領討論会を放送しました。様々なスタートアップ企業の出現により「没入型のジャーナリズム」はさらに推進していくでしょう。
https://qetic.jp/music/thenational-170911/261200/
10.農業
VRとARは農家が大量の作物データの可視化するのに役立ちます。慣性センサー、GPS、強力なプロセッサー、画像センサーが搭載されるドローンを使用することで、農家は田畑の状況を確認できます。さらに、VRと作物データによって精度の高いケアを農作物に施せるため、収穫量の増大、病害の減少、コスト改善を可能にします。インドのIT企業、InfosysはすでにVRとARを農業に導入し、作物の健康状態を測定するセンサーやカメラシステムを開発しました。AIも活用し、作物に必要な情報を収集します。それを農家はゴーグルを通し確認し、水・光・肥料などの調整を行うことができます。
11.教育
コロナ禍を通して生徒の学習方法は大きく変化しました。同様にAR/VRテクノロジーもさらなる一般化を経て変化が見られることでしょう。教育テクノロジー企業のnearpodは、インターラクティヴな学びをテーマにVR教材を提供しています。リアリティーのある学びを提供することで学習意欲の向上や早期理解につながっています。
まとめ
今回はいくつかの領域を抜粋して紹介させていただきました。エンタメ業界以外にもVR/ARは必要とされ、技術開発が行われています。発展途上の分野であるからこそ、VR/ARエンジニアの需要はますます高まってくると考えられます。次回はそんなVR/ARエンジニアになるために必要なスキルを紹介させていただきます。VR/ARエンジニア、または関連スキルを活用し転職したい外国人ITエンジニアの方は外国籍IT人材のための求人サイトGitTapに登録しておくと企業からスカウトがくるかもしれません。まずはサインアップから。
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