VR/ARエンジニアに必要なスキルと、注目企業

IT化が進む社会で、欠かせない職種であるエンジニア。求人サイト「Hired」が作成したソフトウェアエンジニアに関するレポートには、2019年の1年間でAR/VRエンジニアの求人数は14倍にも伸びたことがわかりました。今回は近年需要が高まっているVR/ARエンジニアに注目し、職種の詳細や必要なスキルについて見ていきます。

この記事から分かること

VR/ARとは？

VRはコンピューターによって作られた、仮想空間のことです。ゴーグルをつけるとまるで異世界にいるような没入感を生むことができます。

ARはポケモンGOでよく知られる拡張現実のことです。カメラなどを通して見える実際の景色にAR情報を重ねることで表示されます。

VRエンジニアが仮想世界を作成するのに対し、ARは現実世界と仮想体験をブレンドしますが、両者の最初のステップは同じです。そんなVR/ARエンジニアになるにはどんなスキルが必要かhttps://hrd.cm/3n9PRPSを参考に見ていきます。

VR/ARエンジニアに必要なスキル

入門者に必要なスキル

・コーディングの基礎知識・C＃、C ++、Javaの言語知識・３Dソフトウェアの使用経験・UnityまたはUnrealの適度な習熟度

下の図はプログラミング言語の人気ランキングです。数値が大きいほど、その言語の使用者が多くなっています。このランキングを踏まえると、エンジニア業界においてC++言語を習得している人はオールマイティーに活躍できるかもしれません。

Unityとは？

多くのプラットフォームを対象として、ゲームの開発が可能にする人気のゲームエンジンです。PC、Mac、WebGL、Android、iOS、tvOS、XBox 360、XBox One、PS4、3DS、Wii U、Switch、が対象で、言語は主にC＃、C ++を使用します。Unrealも同様にゲームエンジンです。

シニアレベルに求められるスキル

・ソフトウェアプログラミングの経験3年以上・C#、C++、Javaなどの言語での経験3年以上・2年以上のUnityまたはUnrealでの経験・3Dプログラミングの実践的な知識と経験・Oculus、 HTC Vive、Microsoftが提供するVRデバイスの実務知識・3次元数学の実践的理解・コンピュータサイエンスの基礎・創造的に考え、新しいコンセプトやアイデアを生み出す能力

C++は人気プログラミング言語のランキングで一位、かつVR/ARエンジニアにおいても必要なスキルということがわかりました。つまり、C++の習得者は様々な場面で活躍することができます。

日本の注目VR/AR関連企業

VRやAR技術を利用したサービスを展開をする、注目企業を４社紹介します。VRやARはエンタメ業界だけでなく、教育、医療、小売りなど、多様な業界に広がりを見せています。今後の社会で必要不可欠な存在になることは間違いないでしょう。

IT知識をお持ちの方

・株式会社エクサウィザーズ　AIを使ったソリューションや自社サービスを提供し、社会課題に立ち向かうスタートアップ企業。ディープラーニングとVR技術を活用し、プログラミングを必要としない「マルチモーダルAIロボット」を開発。労働人口減少の解決に寄与しています。

日本語が堪能な方

・ユニファ株式会社　AIやIoT等を用いた保育関連テクノロジーの研究開発を行う企業。子どもの安全や保護者の安心と保育業務の負担軽減を実現する次世代型保育園「スマート保育園®」の展開。テクノロジーの力で家族、保育士などの課題解決に貢献しています。

・株式会社エスキュービズム　大手流通小売業に特化し、ITテクノロジー×業務ノウハウを通じた ソリューションを提供する企業。多くのサービスの中でもVRコマースと称し、VR空間の店舗で購買体験ができるサービスを展開。店舗の内装をフルCGで製作するなど自由自在のVR店舗をユーザーへ提供している。

・株式会社アマナ広告を中心としたビジュアルの制作、コミュニケーション・コンテンツの企画制作、クリエイティブ素材の販売などを行っている会社です。VRを駆使した映像コンテンツやアプリを作成し、企業やブランドの付加価値を最大に導いています。

VR業界の現状をカオスマップで見る

VA/ARの投資ファンドである、Venture Reality Fundによって、2019年のVR業界カオスマップが公開されました。（下図参照）

合計550社以上が掲載されており、2017年の掲載時からは約20%増加しているそうです。この図から分かるよう、現代社会をリードする、Facebook,Google,Sony,など大手企業が多数参入しています。それに伴いVR市場は拡大し、多くのスタートアップが参入、成長を遂げています。

まとめ

VR/ARエンジニアに必要なスキルと、日本における人気プログラミング言語ランキングから、C ++は重要な言語だということがわかりました。業界の拡大と進歩に伴い、VR/ARエンジニアの需要は高まっています。前回と今回のVR/ARに関する記事を通して、さらにVR/AR業界への関心が深まれば幸いです。VR/ARエンジニア、または関連スキルを活用し転職したい外国人ITエンジニアの方は、外国籍IT人材のための求人サイトGitTapに登録しておくと企業からスカウトがくるかもしれません。まずはサインアップから。

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